
ボルボ・カー・ジャパンは、プレミアムミッドサイズSUV「XC60」の仕様変更を実施した。新モデルの価格は、789万〜1029万円。
●まとめ:月刊自家用車編集部
11.2インチ画面とSnapdragon搭載で、UX機能が大きく進化
今回の改良モデルでは、ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上や内外装のリフレッシュ、快適性・安全性・環境性能の改善が図られている。
XC60 Ultra T6 AWD plug-in hybrid
具体的には、UX面ではセンターディスプレイが9インチから11.2インチに大型化され、解像度が21%向上。Googleを搭載したインフォテインメントシステムは、次世代コンピューター基盤「Snapdragon Cockpit Platform」を採用したことで、情報処理速度は2倍以上、グラフィック生成速度は10倍に向上、ほかにも継続的な無線ソフトウェアアップデート(OTA)にも対応するなど、より快適な操作が可能になっている。なお、新しいホーム画面は、EX30などの最新ボルボ車と同様のインターフェースになることで、使いやすさも向上。
インフォテインメントシステムは、次世代コンピューター基盤「Snapdragon Cockpit Platform」を採用したことで、情報処理速度は2倍以上、グラフィック生成速度は10倍に向上。
内外装の刷新&エンジンのミラーサイクル化で、環境性能も強化
エクステリアは、新デザインのフロントグリルや新たなホイールデザイン、ダークカラーのフルLEDテールライトにより、現代的で洗練された印象を強化。新色「フォレストレイク」「オーロラシルバー」「マルベリーレッド」も追加されている。
インテリアでは、レザーフリー素材の採用範囲が拡大され、最上級のUltraグレードにはリサイクルポリエステル素材「ネイビー・ヘリンボーンウィーブ」が無償オプションとして追加。Plusグレードは従来の本革シートに替わり、リサイクル素材とバイオベース素材から作られる「ノルディコ」シートが標準装備となる。遮音材の追加採用によりキャビンの静粛性も向上している。
機能面では、パイロットアシストに緊急停止アシスト機能が追加されたほか、マイルドハイブリッドのB5エンジンがミラーサイクル化され、燃費効率が約5%向上している。
XC60 Plus B5
XC60 Ultra B5 AWD
XC60 Ultra T6 AWD Plug-in hybrid
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