
ステランティスジャパンは、シトロエンのBセグメントSUV「C3 AIRCROSS HYBRID(シースリー エアクロス ハイブリッド)」を発売した。価格は399万9000円〜435万円。
●まとめ:月刊自家用車編集部
Bセグメント唯一の「3列7シーター」SUV
シトロエンのコンパクトSUVとして親しまれてきた「C3 エアクロス」が、大幅な進化を遂げて登場した。新型モデル最大のトピックは、前モデル比でホイールベースを65mm拡大し、国内で販売されるBセグメントSUVとしては唯一となる3列7シートレイアウトを初採用した点だ。
国内導入されるC3 エアクロス ハイブリッドでは、全長4410mmという取り回しの良いコンパクトなボディサイズを維持しながら、最大7名が乗車できる高い実用性を確保。普段使いの扱いやすさと、ファミリーユースやレジャーに対応するフレキシビリティを高次元で両立している。
新型C3エアクロス ハイブリッド
欧州ではすでに高い評価を獲得しており、欧州全域のユーザー投票や自動車ジャーナリストの評価により選出されるAUTOBESTの「Best Users’ Car of Europe 2026」を受賞している。
新世代シトロエンデザインを採用した頼もしいスタイリング
エクステリアには、ブランドの新世代デザイン言語が散りばめられており、力強いSUVらしさとフレンチブランドならではの洗練された個性を融合。
フロントマスクには、新世代のブランドロゴを中央に配置されたほか、3つのセグメントに分割された特徴的なLEDヘッドライトを採用。さらにバンパー下部の幅広スキッドプレートと高めの地上高により、筋肉質で頼もしいフォルムを強調している。リヤ周りも水平基調のラインと立体的な造形により、ワイド感と安定感を表現。サイドシルエットは、3列シートを備えながらも後方へのロングルーフバランスを緻密に計算することで、伸びやかなフォルムを作り上げている。
高い地上高とSUVらしいタフなスタイリングが、アクティブなライフスタイルと冒険心を掻き立てる。
新世代ブランドロゴと3つのセグメントに分割されたLEDテールライトを採用したリアビュー。水平基調のラインと立体的なデザインが、SUVらしいワイド感と安定感を強調。ヴェールモンタナのボディカラーが映える。
足元のホイールは、上級グレード「MAX」に天然鉱物の結晶構造から着想を得た17インチアロイホイール「ARAGONITE(アラゴナイト)」、ベーシックグレード「PLUS」には17インチスチールホイールにツートーンカラーのフルカバーキャップ「SYLVATITE(シルバナイト)」が組み合わされる。
リビングのように寛げる室内空間
インテリアは、直線基調のダッシュボードデザインと柔らかな素材を組み合わせることで、高い視認性と居心地の良さを両立させた、シトロエン独自の「C-Zen Lounge(シー ゼン ラウンジ)」コンセプトに基づいて設計。まるで自宅のリビングルームにいるかのような落ち着いた空間を楽しませてくれる。
シートはシトロエン伝統の「アドバンストコンフォートシート」を1列目だけでなく2列目にも採用することで、身体をやさしく包み込む特別な仕立てにより、長距離ドライブでも疲れにくい上質な座り心地を提供。注目の3列目シートは、必要に応じて手軽に展開格納が可能とすることで、送迎やファミリーでの外出、荷物を多く積みたいアウトドアまで、シーンに応じたフレキシブルな使い分けを可能としている。
BセグメントSUVで唯一となる3列7人乗りレイアウトを実現した室内空間。全長4410mmのコンパクトなボディに、最大7名が乗車できるゆとりある居住スペースとフレキシブルなシートアレンジを両立している。
また、グローブボックス内側に歴代名車のグラフィックを施したり、リヤガラスにパリの情景をモチーフにしたデザインをあしらうなど、細部までユーモアと遊び心を忘れていないこともシトロエンらしいこだわりになっている。
3列目シートを格納し、2列目シートの一部を前方に倒した状態。乗車人数や荷物の量に合わせて、リビングルームのように広い室内空間を柔軟にアレンジ可能。高い実用性をもたせることで幅広いニーズに対応させている。
伝統の乗り味を受け継いだ独自サスを採用。快適でスムーズな走りに自信あり
パワートレーンには、効率性に優れた48Vハイブリッドシステムを搭載。1.2L 直列3気筒ガソリンターボエンジン(100kW)に電動モーター(16kW)と6速デュアルクラッチトランスミッション(e-DCC)を組み合わせ、システム合計出力は107kW(145ps)を発生。
発進時や低速域ではモーター走行を活用することで、静かで滑らかな走りを実現。WLTCモード燃費は19.6km/Lを達成し、経済性の高さも魅力としている。
パワートレーンは48Vハイブリッドシステムを採用。1.2Lターボエンジンに電動モーターと6速DCTを組み合わせ、スムーズな加速と19.6km/L(WLTC)の好燃費を両立させている。
シトロエンといえば、かつてのDSやCXなどに採用された伝説の油圧サスペンション「ハイドロニューマチック」による“魔法の絨毯(Magic Carpet Ride)”のような乗り心地で知られるが、新型C3 エアクロス ハイブリッドには、その思想を現代的に再解釈した「プログレッシブ・ハイドローリック・クッション(PHC)」が標準装備されている。
具体的なアプローチとしては、ショックアブソーバー内に油圧式の位置制御ストッパーを組み込むことで、路面からの不快な衝撃を効果的に吸収し、“魔法の絨毯”と評されるしなやかでフラットな乗り心地を実現しているという。
48VハイブリッドシステムとしなやかなPHCサスペンションにより、街乗りからロングドライブまでストレスフリーで快適な走りを実現。
コンパクトなボディサイズを維持しつつ、多人数乗車と大容量のラゲッジスペースを両立させる緻密なパッケージングが与えられている。
「プログレッシブ・ハイドローリック・クッション(PHC)」は、通常のダンパー内部に「セカンダリーダンパー(位置依存型油圧バンプストップ)」を組み込んだ革新的な純機械式システム。
快適な乗り心地の要となるPHCサスペンションの構造図(右)と、2列目まで採用されたアドバンストコンフォートシート(左)。独自の油圧ダンパーと高密度フォームシートの組み合わせが極上の移動空間を生む。
魅力を堪能できる2つのグレードを展開
ラインナップは、基本装備を充実させたベーシックグレード「PLUS」(399万9000円)」と、上質な装備を加えた上級グレード「MAX」(435万円)」の2タイプ。
「MAX」グレードでは、TEPレザーとライトグレーファブリックを組み合わせた明るくエレガントなインテリアを採用するほか、Aピラーからルーフ、Cピラー上部までをブラックアウトしたスタイリッシュなツートーンルーフが標準装備となる。
ボディカラーは、大自然の静寂と生命力を表現した新色「ヴェール モンタナ(グリーン)」と、水銀の輝きに着想を得た新色「グリ マーキュリー(シルバー)」をはじめ、「ルージュ エリクシール」「ブラン バンキーズ」の全4色を設定。個性派コンパクトSUVとして、幅広いライフスタイルに応える魅力的な1台に仕上がっている。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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