
アルピーヌ・ジャポンは、アルピーヌのF1マシンと同じカーボン素材を使用して造られたカーボンパーツを装備する限定車「アルピーヌ A110 S エンストン」の受注を、9月21日から開始することを発表した。販売価格は1250万円。全世界で300台限定となるモデルで、日本国内には20台の導入を予定している。
●まとめ:月刊自家用車編集部
メーターバイザーとセンターコンソールは、アルピーヌF1マシンと同じカーボン素材を使用
アルピーヌF1チームのF1マシンは、イギリスのエンストンにある工場でシャシーを製造し、フランスのヴィリシャティオンにある工場で、エンジンの開発とアッセンブリーを行っている。
今回導入される限定車「アルピーヌ A110 S エンストン」は、エンストン工場が長年培ってきた、F1 マシンには欠かせないカーボンパーツの高度な成型技術とノウハウを活用することで、アルピーヌF1マシンと同じカーボン素材を使用してエンストン工場内で製造されたメーターバイザーとセンターコンソールを装備。
さらにグレーステッチが施されたブラックマイクロファイバーのステアリングとルーフライニング、ダッシュボード、さらに専用ロゴが刻まれたSABELT製軽量モノコックバケットシートと カーボンエンブレム付ドアトリムを装着することで、特別なコクピットを演出している。
エクステリアパーツとしては、ノワールマットの専用ルーフとルーフアーチ、ブラックの18インチホイール「GT RACE」&シルバーキャリパーを装着。スタイリングをよりスポーティかつシャープな雰囲気に高めていることも特徴だ。
32通りもの組み合わせの中から、好みに応じた1台がオーダー可能
なお注文時には、ハンドル位置(左、右)と2色のボディカラー(グリトネールマット、アルジャンメルキュールマット)、さらに3つのエクステリアオプション(専用ユニオンジャックルーフデカール、カーボンルーフ、エアロキットを有料オプションとしてが選択でき、32通りもの組み合わせの中から、好みに応じた1台をオーダーすることが可能。
アルピーヌA110 S エンストンは、300台のみ生産される限定車で、日本での販売台数は 20 台を予定している。
モデル名 | メーカー希望小売価格(税込) |
アルピーヌ A110 S エンストン | 1250万円 |
ベース車両: アルピーヌ A110 S
ボディカラー: グリトネール マット/アルジャン メルキュール マット
ハンドル位置: 右・左
オプション装備:
・ 専用ユニオンジャックデカール(ルーフ) 20万円
・ カーボンルーフ 35万円
・ エアロキット 81万円
販売台数: 20台
販売方法:
9 月21 日(木)から10月15 日(日)まで、アルピーヌ正規販売店で購入申込みを受付ける。 申込みが販売台数を超えた場合は抽選。申込みが販売台数に達しない場合は、通常販売となる。
【アルピーヌ A110 S エンストン主要装備】
- ◼ 専用ルーフ、ルーフアーチ(ノワールマット)
- ◼ 専用カーボンエンブレム
- ◼ 18 インチアロイホイール(マットブラック): GT RACE
- ◼ ライトグレーキャリパー
- ◼ 専用 Alpine F1 Team エンストン工場製カーボンパーツ(センターコンソール、メーターバイ ザー)
- ◼ 専用ロゴ入り Sabelt 製軽量モノコックバケットシート
- ◼ マイクロファイバーステアリング、ルーフライニング、ダッシュボード、センターコンソール
- ◼ グレーステッチインテリア
- ◼ 限定車専用プレート(シリアルナンバー付)
- ◼ 専用フロアマット
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(アルピーヌ)
「アルピーヌ A110 R 70」:世界770台限定の「R」バージョン最終仕様 今年でブランド創立70周年となるアルピーヌ。今回実施されるラインナップ変更では、ブランド設立を記念した「アルピーヌ A1[…]
モータースポーツマインドが注がれた、特別なアルピーヌA110を展示 アルピーヌは、F1やWEC(世界耐久選手権)など、最高峰のモータースポーツに挑戦し続けている、フランスの歴史あるブランド。 今回展示[…]
アクラポヴィッチ製チタンエキゾーストも追加可能 新たな受注生産プログラム「ATELIER(アトリエ)」は、全グレードを対象とする『ATELIER ALPINE』と、A110 SとA110 R TURI[…]
モータースポーツ活動で得た、独自ノウハウを惜しみなく注入 今回導入されるアルピーヌ A110 R TURINIは、アルピーヌのモータースポーツ活動(F1など)で培われたノウハウを活用し、さらに装備強化[…]
Bセグメント用EVプラットフォームを採用。専用サスやブレンボ製ブレーキを採用する電動ホットハッチ 「アルピーヌA290」は、先に2024年の市販化が発表されているルノーの「RENAULT 5 E-TE[…]
最新の関連記事(クーペ)
クーペこそ若者クルマの象徴だった 「クーペ」と聞いて胸をときめかせるのは、年配の人ばかりかもしれません。今の子供たちにクルマの絵を描かせると、四角いハコに車輪のついたミニバンばかりになるといいます。で[…]
次世代e:HEVを採用した、最新ハイブリッドスポーツ 1978年にミドルサイズのクーペとして誕生した「プレリュード」は、2001年の五代目の販売終了によって長らくラインナップから消滅していたが、202[…]
日本車が手本とした、美を優先する伊デザイン。その代表が117クーペ 日本において、商品のデザインが売れ行きを大きく左右することに最初に気づいたのは、松下電器器具製作所(後の松下電器産業、現パナソニック[…]
911Tシリーズとしてカブリオレも初採用 ポルシェ911カレラTは、ターボ+6速マニュアルトランスミッションのみという特別なモデル。モデル名のTはツーリングを意味しており、現在はカレラとカレラSの間に[…]
ブラックアウト加飾で精悍なイメージを強化 今回導入される一部改良モデルでは、BMW 220i M Sportのサイド・ロッカー・パネルおよびリヤ・バンパー・サイド下部をブラックからボディ同色化したほか[…]
人気記事ランキング(全体)
ベース車両は日産のNV200バネット 日産「NV200バネット」は、2009年に登場した小型商用バン。全長4400mm、全幅1695mmという取り回しのしやすいサイズ感で、都市部でも扱いやすいことが大[…]
知らない間に進行してしまうヘッドライトの曇り。原因は紫外線 「最近、なんかヘッドライトが暗いな…」「光が拡散しているような気が…」。愛車のヘッドライトの光量について、このように感じたことはないだろうか[…]
ネジがナメてしまうトラブルを未然に防止するドライバー ネジを外そうと力を込めてドライバーを回すと、ビス山(ネジの十字の部分)から工具の先端部分が外れ、ビス山が潰れてしまう「ネジがナメた」と呼ばれる現象[…]
春から初夏の車内での休憩にぴったりのアイテム ドライブの合間のちょっとした休憩、車の中でちょっと睡眠をとりたくなることはよくある。筆者は取材などでロングドライブすることも少なくなく、さらに趣味が釣りな[…]
ボディサイズは現行型とほぼ同等。シリーズ初のGRスポーツを投入 まず、各スタイルの個性の違いを明確に打ち出しているのがフロントマスクのデザインだ。3つのスタイルとも、細くシャープなヘッドランプを採用し[…]
最新の投稿記事(全体)
ソニーの最新技術を採用、夜間も強いニューモデル コムテックは、様々なタイプのドライブレコーダーをリリースしており、ハイエンドから普及機、ユニークなモデルなど、多様なユーザーの要望に対応する。また、ドラ[…]
洗車は、ここで差がつく! 細部の仕上げを解説 クルマのボディは複数のパネルで構成されており、様々なパーツが組み付けられている。それらの各接続面には狭い隙間があり、たとえばルーフから流れ落ちてきた汚れ混[…]
ベース車両はダイハツのハイゼットカーゴ ハイゼットカーゴキャンパーの魅力は、軽自動車ならではの取り回しの良さと維持費の安さにある。コンパクトな車体は狭い路地や駐車場でも扱いやすく、女性ドライバーやシニ[…]
フィアット600シリーズに、ハイブリッドモデルを追加 フィアット600シリーズは、イタリアの「Dolce Vita(甘い生活)」を体現するアイコニックなデザインに、快適性、革新技術を凝縮した最新コンパ[…]
- 1
- 2