
ゼネラルモーターズ・ジャパンは、「シボレー コルベット」史上初となる電動化&全輪駆動モデル「シボレー コルベット E-Ray(イーレイ)」を発表。予約注文受付を2024年6月7日(金)から開始する。価格は2350万円。
●まとめ:月刊自家用車編集部
歴代最速の加速性能と、最大出力664PSのハイパワーを実現
今回導入されるシボレー・コルベットE-Rayは、502PSを発揮する6.2L自然吸気V型8気筒エンジンに、162PSを発揮するフロントモーターを組み合わせた全輪駆動を採用した、コルベット史上初となる電動スポーツモデル。
内燃機関のパワーと、高い応答性を持つモーターを緻密に制御することで、両者のメリットを高次元で融合しており、時速60マイル(約96km/h)到達までわずか2.5秒というコルベット歴代最速の加速力と、システム総合最大出力664PSもの、かつてない卓越したパフォーマンスを実現している。
先行販売の2024年納車分は、15台限定で抽選販売
日本導入モデルは、販売台数が僅少のため予約注文受付の後、申し込み順に2025年からの納車を予定しているが、2024年内の納車を希望するユーザーには、「コルベット E-Ray」(15台限定販売予定)への抽選に参加することが可能とのこと。
抽選対象となる車両は、ボディカラーがリップタイドブルー メタリック、インテリアカラーがスカイクールグレーの組み合わせのみ。なお、この抽選に外れた場合も2025年以降の予約および順番は保持されるという。
【受付期間】 | 2024年6月7日(金)10:00 ~ 6月30日(日)18:00 | ||||||
【納期】 | -2025年以降納車- 月ごとに決定される生産台数に基づき、予約番号順に売買契約締結後、車両をお届け ※別途ディーラーより提示される期限までに正式に契約書を締結しない場合、予約注文は自動的にキャンセルとなります ※生産枠の関係上2026年以降のお届けとなる場合もございます -2024年納車- ディーラーより当選結果をお客様にご案内、売買契約締結後、2024年第4四半期から 一部、2025年第1四半期の期間にお客様へお届け ※当選者のみのご連絡となります | ||||||
【注文方法】 | 全国シボレー正規ディーラーにて受付、専用の予約フォームより必要事項を入力 ※抽選申込の有無を確認、2024年納車車両の抽選のみの受付は不可 | ||||||
【メーカー希望価格】 | 23,500,000円(税込) | ||||||
【注意事項】 | ・予約はおひとり様1台限り、他店舗を含む複数申し込みが確認された場合は全て無効 ・仕様、価格等について今後変更が生じる場合があります ・予約完了後のボディカラーの変更は不可 |
シボレー コルベット E-Ray概要
E-Ray専用エレクトリック全輪駆動システム「eAWD」を導入
「シボレーコルベットE-Ray」は、モーターがフロントアクスル、V8エンジンがリアアクスルを駆動する画期的な駆動システム「eAWD」を採用。
センタートンネルには1.9kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーが配置。フロントモーターは最大出力162PS、最大トルク125 Nmを発揮する。リアアクスルはミッドシップにレイアウトされた自然吸気6.2リッターOHV V型8気筒「LT2」エンジンが、ハイパワー、低中回転域からの力強いトルク、特有のエンジンサウンドを楽しませてくれるが魅力。
さらに「eAWD」のユニークな特徴として、エンジンとモーターには機械的な繋がりは一切なく、それらを緻密に制御することで抜群の安定感とドライバビリティを提供していることも注目ポイント。アメリカンスポーツカーならではのハイパワーと、自然吸気V8エンジンのダイレクト感を味わえる、コルベット史上最速の加速力を楽しめるスポーツカーに仕上げられている。
なお、1.9kWh容量の駆動用リチウムイオンバッテリーは、プラグインハイブリッドのような外部給電式ではなく、エンジンが稼働した状態で時速26km以上での走行時や減速時に、フロントモーターを介して回生充電される機構を持つ。また、巡航時などにモーターが駆動アシストすることで、多くの走行シーンでアクティブ フューエルマネジメント (4気筒モード)の使用も拡大されている。
「ステルスモード」など8つの専用ドライブモードを搭載
さまざまなシーンで理想のドライビングを実現する、ツアー/ウェザー/スポーツ/レーストラック/マイモード/Zモード/ステルス/シャトルの8つの専用ドライブモードを搭載。このうち「ステルスモード」を選べば、電気モーターのみの駆動が可能。住宅街や早朝など静かに走行したい場合に効果を発揮する。
上限速度は、時速約72km/h、最大航続可能距離は約4.8~6.4 km。上限速度を超えたり、アクセルを強く踏み込んだりした場合は自動的にエンジンが始動する。
快適で安全な走行をサポート
日本仕様車はミシュラン・パイロットスポーツ 4Sサマータイヤと、E-Ray専用チューンのマグネティック セレクティブ ライドコントロール付きZERパフォーマンスサスペンションを組み合わせた「ZERパフォーマンスパッケージ」を標準装備。対フェード性の向上とバネ下重量を大幅に軽減する、ダークグレーメタリックキャリパー&カーボンセラミックブレーキにより、優れた安全性とドライバビリティ、高い快適性をサポートしている。
歩行者と自転車にも対応したフロントオートマチックエマージェンシーブレーキや、レーンキープアシストおよびレーンディパーチャーウォーニングといった車線維持支援システムなど、GMが誇る先進の安全装備も搭載している。
力強く洗練されたワイド&ローボディ
「コルベット Z06」と同様のワイド&ローボディを採用。エッジを効かせたシャープなボディラインは、ダイナミックでパワフルなプロポーション、堂々たるアピアランスをさらに際立たせるとともに、ワイドなタイヤによるグリップ力向上にも寄与している。
さらに、フロントインテーク、サイドインテークトリム、リアバンパートリムなどのアクセントパーツは一体感あるボディ同色にカラーリングされている。ホイールは、「E-Ray」専用デザインのパールニッケル鍛造アルミホイールがインストールされている。
先進のテクノロジーによるスマートなドライビングを提供
日本仕様には最上級グレードとなる3LZを設定。インテリアデザインには、広範囲にスウェーデッドマイクロファイバーやレザーを採用することでハイクオリティな室内空間を提供。
ホールド性と快適性を兼ね備えたGT2バケットシート、スポーティなビジブルカーボンステアリングを標準装備することで、洗練された雰囲気やダイナミックなスポーツ感を楽しめる特別なコルベットに仕立てられている。ラゲッジスペースは、現行のコルベットとほぼ同じ、フロントとリヤを合わせて約355Lの容量を確保される。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(シボレー)
コルベットCX:究極の高性能EVスーパーカー 未来のコルベット像としてすべてを新設計されたのがコルベットCXだ。見どころは何といっても戦闘機や宇宙船を連想させるキャノピー式のボディ開口部。一般的なドア[…]
ミッドシップスーパーカーに生まれ変わったC8コルベット モータースポーツ発祥の地・ヨーロッパは、レーシングカー(競技専用車)やスポーツカー(公道走行がメインの高性能車)を含むスーパーカーの本拠地であり[…]
エンジンを魅せる特別な装備をプラスした日本限定モデル、合計40台がデリバリー 今回導入される特別限定車「シボレー コルベット RED FLAME SERIES」は、伝統のV8エンジンを真っ赤に彩るエッ[…]
アメリカンスポーツ「カマロ」の最後を飾る国内限定モデル 1967年に初代モデルを発売以来、常に時代の変化を捉え、現在の6代目にいたるまでパフォーマンス、スタイリングと共に最新技術を投入しながら進化を続[…]
サーキット走行を前提としたパフォーマンスモデルとして設計、開発。V8自然吸気エンジンとしては最高クラスの646PSを発生 今回発表された「シボレー コルベット Z06」は、サーキット走行を前提としたパ[…]
人気記事ランキング(全体)
全方位型のツインタイプの小型ファン 先日、ヘッドレストに装着するタイプの扇風機を愛車に導入したのだが、ファンとしてはオーソドックスな丸型タイプの扇風機も使う機会があったので、便利そうな2種を紹介してい[…]
前席は快適でも、後席は意外と暑くて不快な場合も… まだまだ強い日差しが照りつけるこの季節、車内の冷房の稼働は必須と言える。クルマに乗り込んで、涼しい風に当たって「はぁ〜涼しい…」と、ひと息ついていると[…]
2人旅に特化したゆとりある空間 TR540S Joinの魅力は、まず「2人旅に特化」と割り切った設計にある。就寝人数を2名(乗車人数は5名)に絞ったことで、車内レイアウトに余裕を生み出し、広々としたダ[…]
普段はコンパクトに収納、車に常備しておくのもアリ! 乗り物に関するグッズを多数展開するブランド「CAMSOP(キャムショップ)」が、人気のジムニーをモチーフにした便利なアイテムをリリースしたので紹介し[…]
乗用ミニバンの優れた居住性と走行性に車中泊のための快適機能をプラス メティオのラクネルシリーズはバンコンから軽キャンパーまで様々なタイプの人気モデルがそろうが、今回紹介するラクネル ステイ•スイートは[…]
最新の投稿記事(全体)
スズキのBEV世界戦略車が国内導入 新型eビターラは、2024年11月にイタリア・ミラノで初公開された、スズキのBEV世界戦略車第一弾となるモデル。 「Emotional Versatile Crui[…]
剛性の積み重ねが生む一体感 2024年に実施されたゲームチェンジャーとまで言われた20式から24式への進化。その革新的な変化と比べると、24式から25式への進化は「ブラッシュアップ」と表現するのが妥当[…]
コンパクトに収まるベース仕様 RS1+のベースとなるのは、スズキ・エブリイワゴン。標準設定としてベッドマット、カロッツェリアの楽ナビ、そして諸費用を含む構成になっている。軽キャンピングカーを求める人に[…]
プロポーショニングバルブの開発で、ブレーキ液圧を適正に制御 クルマは様々な要因で荷重変化が起こり、それによってタイヤの接地性が変化し、制動力が左右される。これを防ぐために開発されたのが前後のブレーキ液[…]
日本車が手本とした、美を優先する伊デザイン。その代表が117クーペ 日本において、商品のデザインが売れ行きを大きく左右することに最初に気づいたのは、松下電器器具製作所(後の松下電器産業、現パナソニック[…]
- 1
- 2