
東京オートサロン2025においてトヨタ自動車株式会社GAZOO Racing Companyは、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)とマスタードライバーのモリゾウことトヨタ自動車株式会社会長 豊田章男氏の原点となる「ニュルブルクリンクでのクルマづくり」をメインテーマに数々の展示を行った。その中でモータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりの一環として、「GRヤリス」によるニュルブルクリンク24時間耐久レースへの参戦を発表した。
●文:月刊自家用車編集部
昨年のオートサロンで世界初公開した新開発 8 速 オートマチック 「GR-DAT」搭載の進化型「GRヤリス」を投入し、人とクルマを鍛える!
GR YARIS(ニュル24h参戦車両)
新開発 8 速 AT の「GR-DAT」搭載の「GRヤリス」は、2024年シーズンもスーパー耐久シリーズ(S耐)に参戦してきた。各レースのST-Qクラスで走行し、マスタードライバーのモリゾウ氏もハンドルを握り、クルマを鍛え上げてきたが、2025年シーズンはニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)とスーパー耐久シリーズ(S 耐)に、TGRと豊田章男氏がオーナーのレーシングチームROOKIE Racingと一体となって「TOYOTA GAZOO ROOKIE Racing(以下、TGRR)」として参戦することが発表された。
6月21日〜22日に開催予定のニュルブルクリンク24時間耐久レースには、東京オートサロン2024 にて世界初公開した、新開発8速オートマチックである 「GR-DAT」を搭載した進化型 GR ヤリスを投入。ニュルブルクリンク24時間耐久レースへの参戦は、2019年のGRスープラ以来6年ぶりの参戦となる。
GR YARIS(ニュル24h参戦車両)
2024年にはモリゾウ氏やプロドライバーなど多くのドライバーが、ニュルブルクリンクを含めた国内外のさまざまな道で「GRヤリス」の走行テストを行い、参戦準備を進めてきたという。そしていよいよ2025年、国内だけでなく、聖地かつ原点のニュルブルクリンクで、人とクルマを鍛える! という。
S耐以上に厳しい条件が重なるニュルブルクリンク24時間対局耐久レースで、8速ATオートマ搭載の「GRヤリス」がどんな活躍を見せるのか? 期待したい!
過去のニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦車両もブースに展示
Toyota Supra (ニュルブルクリンク訓練車両)
TOYOTA ALTEZZA 109号車(2007年ニュル24h参戦車両)
LEXUS LFA 48号車(2014年ニュル24h参戦車両)
TOYOTA 86 86号車(2014年ニュル24h参戦車両)
GR SUPRA 90号車(2019年ニュル24h参戦車両)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(東京オートサロン)
無限のお家芸のカーボンボディキットがスタイルアップのキモ。その価格は総額で1000万円オーバー 『東京オートサロン2025』で実施されたカーコンテストの中で、ドレスアップスポーツカー部門で優秀賞に輝い[…]
普通免許で運転できる小型トラック「エルフミオ」の可能性をアピール 免許制度が変わったこともあって、ドライバー不足が叫ばれているトラック界隈ですが、そんな業界の危機を救う存在として注目されているのが、普[…]
海外ブランドタイヤ直輸入で名を馳せたオートウェイ。ブースでは最新銘柄をアピール 海外ブランドタイヤでお馴染みのAUTOWAY。中国や東南アジアで生産される海外ブランドタイヤは、こなれた価格もあって注目[…]
タイヤ&ホイールの絶妙なマッチングで、タフネスな足もとを演出 東京オートサロンのEXIZZLE-LINEのブースで抜群の存在感を放っていた「LC250 春・秋 CAMP Ver.」と名付けられたランク[…]
シリカの力で輝きを守るGYEONのカーケアケミカル 二酸化ケイ素(いわゆるシリカ)をいち早く取り入れ、カーケアケミカル業界のグローバル市場を席巻しつつGYEON(ジーオン)。洗車初期のデブリ除去/ブレ[…]
最新の関連記事(GRヤリス)
“もっといいクルマづくり”の伝道師は、世界でも活発に活動中 「町いちばんの楽しいクルマ屋さん」をコンセプトに運営される「GR Garage」は、クルマ好きのための地域拠点。各地に展開する「GR Gar[…]
カタログモデルに昇格した進化型GRカローラ、ついに国内デビューへ! Gazooレーシングが、水素エンジンとともに、GRカローラをスーパー耐久の現場で鍛え続けているのはご存じの通りだが、今回の進化型GR[…]
「壊すために走る」 モータースポーツを活用する理由とは? 1月11日、『東京オートサロン2025』のTOYOTA GAZOO RACINGブースにて、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづく[…]
走行シーンに合わせて角度が調整できる「可変ウイング」など6点のパーツで空力と操案を追求! プロトタイプとして登場した「GRヤリス エアロパッケージ(プロトタイプ)」。スーパー耐久シリーズをはじめとする[…]
車体後方に赤ヘッドの開発中直列4気筒2Lターボエンジンをマウント。もちろんモリゾウ氏もドライブして鍛え上げて“ドライバーファーストのクルマづくり”を実践 2025年のスーパー耐久シリーズ、おそらくST[…]
人気記事ランキング(全体)
ベース車両は日産のNV200バネット 日産「NV200バネット」は、2009年に登場した小型商用バン。全長4400mm、全幅1695mmという取り回しのしやすいサイズ感で、都市部でも扱いやすいことが大[…]
ベース車両はダイハツのハイゼットカーゴ ハイゼットカーゴキャンパーの魅力は、軽自動車ならではの取り回しの良さと維持費の安さにある。コンパクトな車体は狭い路地や駐車場でも扱いやすく、女性ドライバーやシニ[…]
ラグジュアリーと機能性を融合した“移動する部屋” 「escort」は全長5380mm、全幅1920mm、全高2390mmと、堂々たるボディサイズを誇るハイエースキャンパー。乗車定員は4名、就寝定員も4[…]
大人3人+子ども3人が就寝可能な“住める空間” 最大の魅力は、その就寝スペースだ。ベッド展開をフルに活用すれば、大人3名と子ども3名が同時に就寝できる。チャイルドベッドは120×160cm、メインベッ[…]
ボディサイズは現行型とほぼ同等。シリーズ初のGRスポーツを投入 まず、各スタイルの個性の違いを明確に打ち出しているのがフロントマスクのデザインだ。3つのスタイルとも、細くシャープなヘッドランプを採用し[…]
最新の投稿記事(全体)
11.2インチ画面とSnapdragon搭載で、UX機能が大きく進化 今回の改良モデルでは、ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上や内外装のリフレッシュ、快適性・安全性・環境性能の改善が図られている。[…]
「10年30万kmパワーバッテリーSoH延長保証」を認定中古車まで拡大 BYDオートジャパンは、2025年4月から新車向けに「10年30万kmパワーバッテリーSoH延長保証」を導入しているが、同内容の[…]
3つのルーフシェルフで居室スペースを損なわずに収納力アップ! 軽バンがベース車の軽キャンパーは就寝定員2名というのが一般的。手軽に車中泊が楽しめるキャンピングカーとして人気だが、釣りなど趣味をともなう[…]
設置はカンタン! 自由度が高い便利アイテム 今回紹介するのは、プロックスの「ピタッと!マルチハンガー」という名前のカー用品。その名の通り、車両のサイドウインドウやボディパネルなどに吸盤で貼り付けて使用[…]
シャンプーで築き上げた“本当によく落ちる”の実績 カーメイトの『本当によく落ちる水アカシャンプー』は、2011年にC63ホワイト&ホワイトパール車用とC64ダーク&メタリック車用がデビュー。 水アカだ[…]
- 1
- 2