
日産自動車は、リーフをベースに開発された高性能モデル「リーフNISMO」を発表した。価格は660万1100〜722万7000円。
●文:月刊自家用車編集部
走りの質感と空力性能を極めた「EVスポーツ」
リーフNISMOは、モータースポーツ由来の技術とEV開発ノウハウを融合させた最新のNISMOロードカー。「駿足のインテリジェント・スポーツクロスオーバー」というコンセプトのもとスポーティな走行性能を強化することで、ドライバーの意図に即した軽快な走りと安定した乗り心地の両立が図られる。
| ●リーフNISMO グレードバリエーション&価格 | |
| グレード | 価格 |
| B5 NISMO | 660万1100円 |
| B7 NISMO | 695万2000円 |
| B7 NISMO RECARO装着車 | 722万7000円 |
大容量バッテリーを搭載するEVは、構造上どうしても車両重量が増しがちだが、リーフNISMOでは俊敏で一体感のあるフットワークを追求することで、物理的な重量感をドライバーに感じさせない工夫が盛り込まれる。
走行性能の要となる足回りには、専用チューニングが施されたサスペンションを採用。前後スプリングやスタビライザーの強化にとどまらず、サスペンションメンバーブッシュの一部にまでNISMO専用強化部品を採用することで、ボディと足回りの結合剛性を大幅に高めている。これにより、ステアリング操作に対する応答性が高められているとのこと。
ほかにもスイングバルブ付きショックアブソーバーを導入したことで、コーナリング初期のロールを抑制し、路面追従性も向上させている。
タイヤ&ホイールは、高いグリップ性能を持つミシュラン・パイロットスポーツ5と、エンケイ製の軽量高剛性19インチアルミホイールの組み合わせ。
パワートレーンのセッティングも、応答性を高めた専用の「NISMOモード」を設定したほか、EVのNISMOモデルとして初めて回生ブレーキコントロールパドルを装備。減速力を多段階で制御できる仕様としていることも特徴としている。
ミシュラン「パイロットスポーツ5」とエンケイ19インチアルミを採用。強化ブッシュやスイングバルブ付きショックアブソーバーによりボディ剛性と路面追従性を極限まで高め、重さを感じさせないダイレクトなハンドリングを実現している。
空力美とレーシングスピリットが宿る、NISMO専用の内外装
エクステリアは、機能美を追求するNISMOのデザインフィロソフィー「性能向上のためのデザイン」を色濃く反映。空気抵抗を増やすことなくダウンフォースを強化した。
具体的には、空気抵抗係数(Cd値)をベース車と同等レベルに維持したまま確実なダウンフォース(車体を地面に押し付ける力、ネガティブリフト)を達成するため、フロントバンパーには整流効果をもたらす「ツインブレード」型のフロントバンパー コーナーフィニッシャー、フロントバンパー ロアフィニッシャーを装着。サイドスポイラーフィニッシャー、船底形状をした「ボートシェイプ」アンダースポイラー付きのリヤバンパーロア、「ダックテール」の利やスポイラーに至るまで、空気の流れを極限まで制御するパーツ群が配置される。
エアロダイナミズムを極めた造形を組み合わせることで、Cd値をベース車と同等に維持しながらダウンフォースを強化。
インテリアはブラックを基調にレッドのアクセントを効かせたカラーコーディネーションを採用することで、NISMOモデルらしい特別な雰囲気も強化。操舵の頂点を示すレッドセンターマーク付きのPU2.0(テーラーフィット)巻ステアリングや、パワーメーターの「3Dファンネル」グラフィック、金属調レッドのパワースイッチ(スタータースイッチ)などの専用意匠が加わることで、ドライバーの意欲を掻き立てる。
赤のアクセントと「3Dファンネル」グラフィックを採用したことで、ドライバーの走る気を掻き立てるコクピット。
シートは、スポーティなスタンダードシート(BOSEスピーカー付き)に加え、ミリ単位で吟味された座面角と優れたホールド性能によって、強い横Gがかかるシーンでもドライバーの姿勢を強固に保持する「NISMO専用チューニング RECARO製スポーツシート」も設定される。
ミリ単位で座面角を追求した「NISMO専用チューニング RECARO製スポーツシート」は、限界走行時の強烈な横Gでもドライバーの姿勢を揺るぎなく保持してくれる。
パフォーマンスで選べる3つのグレードを用意
駆動方式は全車FWDの構成となり、バッテリー容量や装備の違いによって3つのグレードが設定される。
B5 NISMO(660万1100円)は、43.9kWh相当バッテリーを搭載し、1820kgの最軽量ボディと130kW/345Nmのモーターを組み合わせたNISMOのベースモデルという位置づけ。
B7 NISMO(695万2000円)は、68.1kWh相当の大容量バッテリーと160kW/355Nmの高出力モーターを搭載。BOSEサウンドシステムやリモコンオートバックドアなどの充実した快適装備と、余裕ある走りを両立したハイエンドモデル。
B7 NISMO RECARO装着車(722万7000円)は、160kWのパワフルな走りに、ホールド性の高い専用RECAROシートを装備した最上級モデル。快適装備をあえて省くことで車重を1900kgへ軽量化し、純粋な運動性能と車体との一体感を追求している。
街乗り主体からワインディング、さらに本格サーキット走行まで、ドライバーの求めるニーズに応じたラインナップが展開される。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(日産)
かつて、クルマの性能がカタログスペックで語られる時代があった 最近では、クルマ選びでカタログに載る最高出力、つまり馬力を重視する人は少ないだろう。現代のクルマはたとえ軽自動車でも実用には十分な走りの性[…]
日常使いと車中泊を完璧に両立するジャストサイズの人気バン キャンピングカー選びにおいて、多くのファミリー層が直面するのがベース車両のサイズという妥協だ。休日のレジャーには大型のキャブコンバージョンが魅[…]
AUTECH ── 「湘南の海」を丸ごとデザインに落とし込んだ、フラッグシップ AUTECHは、NMCのお膝元・神奈川県茅ヶ崎発のブランドだ。海と空をイメージしたブルーをブランドカラーに掲げ、エルグラ[…]
正式発表前で6000台を超える先行受注を獲得 昨年のジャパンモビリティショー2025において先行公開されて以来、大きな注目を集めている新型エルグランドが、ついに正式発売された。 グレード価格X e-4[…]
大人気バンをベースにした走るログハウス キャンピングカーのベース車両として、圧倒的な積載力と取り回しの良さから高い評価を得ているのが日産のキャラバンである。紹介するモデルは、お気に入りの部屋ごと自然の[…]
最新の関連記事(ニュース)
海外メディアは「小さいのに成立している」と注目 英国のメディアは、スーパーワン(英国名:スーパーN)について、SUV人気で存在感を失いつつあった“小さなクルマ市場”の救世主候補として紹介している。 ス[…]
“ドッキリが起きそうで何も起きない”ドライブ企画 この動画内で使用されたのは、ホンダの新型EV「Super-ONE」。 車内ではボケの関太さんが企画内容を言わず、あえて緊張感のある雰囲気を演出しつつも[…]
新型キックスは「米国仕様を割高に見せる存在」 アメリカの専門サイトでも、日本仕様のキックス e-POWERに関心が集まっている。注目された理由のひとつが、日本仕様にのみ採用された日産独自の電動システム[…]
ベース額と上乗せ補助額で、プラス30万円も補助金がアップ 東京都が打ち出した新たな方針は、EVシフトを一気に加速させる破壊力を秘めている。 公開された補助額の体系・内訳(令和8年7月1日以降に初度登録[…]
BMWでもアルピナでもない!「ボーフェンジーペン」の最新プロダクト「05 GT」とは? ボーフェンジーペンは、ドイツ・ブッフローエを拠点とする家族企業であり、その前身は高性能ラグジュアリーカーで名を馳[…]
人気記事ランキング(全体)
真夏の強い日差しでもこれがあれば安心! 夏の駐車で気になるのが、乗り込んだ瞬間の車内の暑さ。炎天下ではハンドルやダッシュボードが熱を持ち、エアコンが効き始めるまでしばらく待たなければならない。 もはや[…]
日常使いと車中泊を完璧に両立するジャストサイズの人気バン キャンピングカー選びにおいて、多くのファミリー層が直面するのがベース車両のサイズという妥協だ。休日のレジャーには大型のキャブコンバージョンが魅[…]
バブル期が生んだ”ABCトリオ”。その中で最も異彩を放った存在 オートザム・AZ-1が発売されたのは1992年10月。日本がバブル景気の余韻を残していた時代であり、自動車メーカー各社は利益を惜しみなく[…]
車内は上質なFASPシートを配したダイネットや機能的なキッチンを配置。旅クルマとして申し分のない機能が装備される。 夏の車中泊の課題を、最新の電装技術で解決 「リークⅢ EVOLITE(エボライト)」[…]
技術の日産としての礎を築いた名車、チェリーの誕生 日産・チェリーは、1966年に日産自動車へと吸収合併された旧プリンス自動車の優秀な技術者たちが中心となり、その情熱と先進技術を注ぎ込んで開発された歴史[…]
最新の投稿記事(全体)
ランクルシリーズ最小クラス!「ランクルFJ」の魅力をおさらい ランクルFJは、歴代ランドクルーザーが培ってきた強固な悪路走破性をそのままに、日本の道路事情でも扱いやすいコンパクトなサイズに凝縮した本格[…]
走りの質感と空力性能を極めた「EVスポーツ」 リーフNISMOは、モータースポーツ由来の技術とEV開発ノウハウを融合させた最新のNISMOロードカー。「駿足のインテリジェント・スポーツクロスオーバー」[…]
日本のカーライフを支えて60年。原点は「快適さ」の追求 1966年、、まだ日本の自家用車普及が本格化する黎明期に、快適性を追求した「オートピロー(現在のヘッドレスト)」の開発からスタートしたカーメイト[…]
最新の「Googleアシスタント搭載システム」に完全適合 先日登場した話題の日産SUV「新型キックス」。Google搭載へと進化した12.3インチの「NissanConnectインフォテインメントシス[…]
車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推し進めている「RVパーク」とは「より安全・安心・快適なくるま旅」をキャンピングカーなどで自動車旅行を楽しんでいるユーザー[…]
- 1
- 2






















