
「クルマほど大きくなく、バイクほど天候に左右されない」そんな都市部の移動手段として注目されそうな三輪EVが登場した。
オートバックスセブンは2026年8月26日、リーンモビリティが開発した一人乗りの三輪EV「Lean3(リーンスリー)」の受注を、全国のオートバックスカーズ店舗(一部店舗を除く)で開始。価格は169万8000円(税込)からで、2026年10月より順次納車される予定だ。
●文:月刊自家用車編集部(小林) ●写真:オートバックスセブン
Lean3はどんな三輪EV? 169万円から買える一人乗りの電動モビリティ
Lean3は、全長2470mm、全幅970mm、全高1570mmというコンパクトなボディを持つ一人乗りの電動モビリティだ。車両区分は「第一種原動機付自転車(ミニカー)」で、最高速度は60km/h。普通自動車免許(AT限定可)で運転できる。
都市型小型EV「Lean3(リーンスリー)」
最大の特徴は、前2輪・後1輪の三輪構造を採用しながら、バイクのように車体を傾けて走行すること。クルマとバイク、それぞれの特徴を組み合わせたような新しいタイプの三輪EVとなっている。
独自の「Active Lean Technology」によって、走行状況や車体の姿勢をリアルタイムでセンシング。ステアリング操作に応じて車体の傾きや挙動を制御し、カーブでは最大28度まで自然に車体が傾く。
操作系はクルマに近く、ステアリングホイールとアクセル、ブレーキで操作。バイクのような軽快な走行感覚と、クルマに近い直感的な操作性を組み合わせているのが特徴だ。
全幅970mm! Lean3は乗用車の約3分の1のコンパクトサイズ
都市部での使いやすさを考えたコンパクトなボディも、Lean3の大きな特徴だ。
全幅は970mmと1mを下回り、全長も2480mmに抑えられている。狭い道路でのすれ違いや取り回し、限られた駐車スペースにも対応しやすいサイズとしている。メーカーによると、一般的な乗用車1台分の駐車スペースなら、Lean3を2~4台駐車できるという。
一人乗りのコンパクトな三輪EVながら、荷物を積載できるスペースも確保されている。ゴルフバッグや傘、160サイズ相当の荷物などを積載でき、買い物や通勤だけでなく、趣味やレジャーにも利用できるとしている。
全幅1m未満、全長2.5m以内のコンパクトなボディ。狭い道路でのすれ違いや取り回し、限られた駐車スペースにも対応。
趣味やレジャーにも利用できる
エアコン付きのキャビンを採用! 雨の日や暑い日も快適
バイクとは異なり全周型キャビンを採用。さらにエアコンも装備しているため、暑い夏や寒い冬、雨の日など、季節や天候に左右されにくい移動を可能としている。
車内にはデジタルメーターやタッチコントロールパネル、パワーウインドウ、USB Type-C電源ポートなどを装備。シートはスライド機能と前後傾リクライニング機能を備える。Bluetoothスピーカーやスマートフォンなどを組み合わせれば、自分のスタイルに合わせて車内空間を活用できる。
「近距離移動はバイクのように身軽に、でも雨や暑さは避けたい」というニーズにも応えられそうだ。
最高60km/h、航続約100km! 家庭用100V・200Vで充電できる
Lean3には8.1kWhのLFP(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリーを搭載する。一充電あたりの航続距離は約100km(WLTC Class 1値)で、最高速度は60km/h。通勤や買い物など、都市部の近距離移動をカバーする性能としている。
充電は家庭用のAC100V/200Vに対応。充電時間は約7時間(AC100V)、約5時間(AC200V)。自宅のコンセントを利用して充電できるため、EV専用の充電設備を新たに用意せずに使えるのも特徴だ。
家庭用100V/200Vコンセントで充電可能
前2輪・後1輪の三輪EV! 最大28度傾く独自技術を採用
Lean3は前2輪・後1輪の三輪構造と低重心設計を採用し、安定性にも配慮している。さらに、独自の「Active Lean Technology」により、ステアリング操作に合わせてカーブなどで最大28度まで車体が傾く。
単に車体を固定した三輪車ではなく、走行中の姿勢を制御しながら車体を傾けることで、身体と車体が一体になったような走行感覚を実現しているという。
また、車体骨格には鋼材を使用。自動車と同様のプレス・溶接工程によって製造し、車体の強度・耐久性にも配慮している。安全装備として、ELR付き3点式シートベルト、車両接近通報装置、アクティブ・リーン・システム、前後ディスクブレーキなどを備えている。
運転の楽しさを倍増させるリーン体験
Lean3の価格は169万8000円〜! オートバックスカーズで購入可能
Lean3の日本国内販売価格は169万8000円(税込)から。なお、補助金は含まれていない。ボディカラーはホワイトとシルバーを標準設定し、イエローは4万4000円のオプションとなる。
3色展開
メーカーオプションとして、キーレスエントリー&プッシュスタート(5万5000円)やコネクテッドデバイス(3万9800円)などを用意。
純正アクセサリーでは、リアビューモニター(5万9800円)のほか、フロアマット、ボディカバー、サンシェード、スマートフォンホルダー、100Vコンセント用変換アダプターなどを設定する。
今回、オートバックスカーズでの取り扱いが始まったことで、全国のオートバックスカーズ店舗(一部店舗を除く)でLean3の商談・購入が可能になる。2026年10月頃からは一部店舗で展示・試乗も開始する予定だ。
Lean3の主要スペック
| 項目 | Lean3 |
|---|---|
| 車両区分 | 第一種原動機付自転車(ミニカー) |
| 乗車定員 | 1名 |
| 全長×全幅×全高 | 2470×970×1575mm |
| ホイールベース | 1795mm |
| 最高速度 | 60km/h |
| 航続距離 | 約100km(WLTC Class 1値) |
| バッテリー | 8.1kWh(LFP) |
| 充電時間 | 約5時間(AC200V)/約7時間(AC100V) |
| 充電方式 | AC100V/AC200V |
| 主要装備 | エアコン、パワーウインドウ、デジタルメーター、プッシュ式シフトなど |
| 安全装備 | ELR付き3点式シートベルト、車両接近通報装置、アクティブ・リーン・システム、前後ディスクブレーキなど |
| 価格 | 169万8000円〜(税込) |
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