三菱「新型パジェロ」がタイで発売! ランクル250と何が違う? 全長4.9m・480Nmの本格SUV、気になる日本での価格は?│月刊自家用車WEB - 厳選クルマ情報

三菱「新型パジェロ」がタイで発売! ランクル250と何が違う? 全長4.9m・480Nmの本格SUV、気になる日本での価格は?

三菱「新型パジェロ」がタイで発売! ランクル250と何が違う? 全長4.9m・480Nmの本格SUV、気になる日本での価格は?

三菱自動車の新型「パジェロ」が、2026年10月19日にタイで発売された。1982年に初代が登場し、1990年代には日本のRVブームをけん引したパジェロが、新世代の本格クロスカントリーSUVとして復活を果たした。日本での発売を心待ちにしている人も多いだろう。
新型パジェロは、2.4Lディーゼルターボエンジンを搭載し、最高出力204PS、最大トルク480Nmを発揮。8速ATや三菱独自の4WDシステムを組み合わせ、悪路走破性と乗用車としての快適性を両立させている。気になるのは、同じく本格的な悪路走破性を追求するトヨタ「ランドクルーザー250」との違いだ。また、三菱のピックアップトラック「トライトン」との共通点にも注目したい。新型パジェロはどんなクルマなのか、その特徴を見ていこう。

●文:月刊自家用車編集部

三菱「新型パジェロ」タイ仕様のスペックは?

新型パジェロは、悪路走破性や耐久性を重視した本格クロスカントリーSUVだ。トライトンをベースとするラダーフレーム構造を採用しながら、SUVとしての乗り心地や快適性にも配慮している。

コンセプトに「First-class & All-rounder CHARISMA」を掲げる新型パジェロ。従来の質実剛健なイメージから、先進的で上質・洗練された領域へとポジショニングを一段引き上げている。

拡大を続ける世界のSUV市場に向け、三菱が満を持して投入する新世代フラッグシップ。

発表会では「剣道の面」をイメージした横桟グリルのほか、力強いハニカムメッシュを採用した別デザインのフロントマスクも披露された。グリル意匠の違いによって、よりスポーティでタフな表情も楽しめるようだ。

悪路走行時に車体の傾斜を把握しやすい伝統の水平基調インパネデザイン。助手席の堅牢なグリップなど実用的な装備を備えつつ、上質な素材使いでプレステージ感を高めている。

スクエアなフォルムは車両感覚が掴みやすく見切りも抜群。ボディの大きさを意識させない小回り性能(最小回転半径5.8m)を備え、狭い路面でも安心して扱える設計だ。

雨の日の高速走行でも会話を邪魔されない遮音構造を採用。静寂に包まれた室内では、専用開発された12スピーカーのヤマハサウンドシステムが最高の音質を響かせる。プレミアムSUVとしても大きな存在感を持つのは間違いないだろう。

タイ仕様のボディサイズは全長4920mm×全幅1925mm×全高1910mm。ホイールベースは2870mm、最低地上高は230mmを確保する。7人乗り仕様も用意され、3列シートによって多人数での移動にも対応する。

パワートレインは、2.4Lクリーンディーゼルターボエンジンと8速ATの組み合わせ。最高出力204PS、最大トルク480Nmを発揮する。

駆動システムには、スーパーセレクト4WD-IIやアクティブヨーコントロール(AYC)などを組み合わせた「S-AWC」を採用。路面状況に応じて選択できる7種類のドライブモードも備える。

インテリアでは、14.3インチのディスプレイや12スピーカーのヤマハ製オーディオシステムなどを設定。悪路を走るための性能だけでなく、長距離ドライブでの快適性にも配慮されている。

なお、ここで紹介した寸法や装備、エンジン性能はタイ仕様の公表値だ。日本仕様の価格やグレード構成、詳細な諸元については、国内向けの正式発表を待ちたい。

ランドクルーザー250と比較! エンジン性能やボディサイズの違いは?

新型パジェロのライバルとして気になるのが、トヨタ「ランドクルーザー250」だ。どちらも悪路走破性を重視した本格SUVであり、ディーゼルエンジンを搭載するモデル同士なら、性能を比較するうえでも興味深い組み合わせとなる。

VX(ガソリン車)ボディカラー:サンド

ランドクルーザー250の日本仕様ディーゼル車は、2.8Lターボエンジンを搭載し、最高出力204PS、最大トルク500Nmを発揮する。トランスミッションは8速ATだ。
一方、新型パジェロは2.4Lディーゼルターボで、最高出力204PS、最大トルク480Nm。排気量はパジェロのほうが小さいものの、最大トルクは480Nmと、ランドクルーザー250の500Nmに迫る数値となっている。

ボディサイズを比べると、タイ仕様の新型パジェロは全長4920mm×全幅1925mm×全高1910mm。日本仕様のランドクルーザー250は、全長4925mm×全幅1980mmで、全高は仕様によって異なる。両車の全長はほぼ同じだが、数値上は新型パジェロのほうが全幅で55mm狭い。全高もタイ仕様のパジェロのほうが低い数値となっている。

主要諸元を比較すると、次のようになる。

項目三菱 新型パジェロトヨタ ランドクルーザー250
仕様タイ仕様日本仕様・ディーゼル車
全長4920mm4925mm
全幅1925mm1980mm
全高1910mm仕様により異なる
エンジン2.4Lディーゼルターボ2.8Lディーゼルターボ
最高出力204PS204PS
最大トルク480Nm500Nm
トランスミッション8速AT8速AT
乗車定員7人乗り仕様あり7人

※新型パジェロはタイ仕様、ランドクルーザー250は日本仕様のディーゼル車の公表値。グレードや仕様によって装備・諸元が異なる場合があります。

エンジンの数値だけで走行性能の優劣が決まるわけではない。4WDシステムやサスペンション、車体構造、タイヤなども悪路走破性に影響するため、実際の性能を判断するには、こうした要素も含めた比較が必要だ。それでも、新型パジェロはランドクルーザー250に近いボディサイズと力強いディーゼルエンジンを備えており、本格SUVの新たな選択肢として注目される存在といえる。

トライトンとの共通点は? ラダーフレームとディーゼルエンジンに注目

新型パジェロを語るうえで見逃せないのが、三菱のピックアップトラック「トライトン」との関係だ。トライトンは、頑丈なラダーフレーム構造を採用するピックアップトラック。日本仕様には2.4Lクリーンディーゼルターボエンジンが搭載され、最高出力204PS、最大トルク470Nmを発揮する。

オフローダーテイストを上手に織り込んだスポーツトラック「トライトン」。実用的な前後シートを備えるダブルキャブボディを採用したのは、レジャーユースを狙っていきたいというメーカーの意向も大きい。

三菱自動車によると、新型パジェロはトライトンのラダーフレームをベースに開発された。両車とも2.4Lディーゼルターボエンジンを搭載し、最高出力も近い数値となっている。

ただし、今回確認できる公表情報だけでは、両車のエンジンが完全に同一であるとまでは断定できない。タイ仕様の新型パジェロは最大トルク480Nm、日本仕様のトライトンは470Nmで、トランスミッションもそれぞれ8速ATと6速ATという違いがある。

主要な数値を比較すると、次のようになる。

項目三菱 新型パジェロ三菱 トライトン
仕様タイ仕様日本仕様
車体構造ラダーフレームラダーフレーム
エンジン2.4Lディーゼルターボ2.4Lディーゼルターボ
最高出力204PS204PS
最大トルク480Nm470Nm
トランスミッション8速AT6速AT
ボディ形状SUVピックアップトラック
乗車定員7人乗り仕様あり5人

※新型パジェロはタイ仕様、トライトンは日本仕様の公表値。エンジンの排気量や出力が近いことを示す比較であり、エンジンが完全に同一であることを示すものではありません。

両車の大きな違いは、ボディ形状と用途にある。トライトンは荷台を備えたピックアップトラックで、荷物の積載や仕事での使用にも適している。一方のパジェロは、乗員の快適性や多人数での移動にも対応するSUVだ。
つまり、頑丈な車体構造やディーゼルエンジンを軸にしながら、トライトンは積載性を重視したピックアップトラック、パジェロは乗用車としての快適性も追求した本格SUVという違いがある。

新型パジェロのタイ価格は? 日本ではいくらになる?

 新型パジェロの日本価格を考えるうえで参考になるのが、タイでの販売価格だ。三菱自動車タイ法人の公式価格一覧では、グレード別に次の価格が掲載されている。

グレードタイでの公式価格円換算の目安
GLS149万9000バーツ約690万円
GSR169万9000バーツ約782万円
SUPER EXCEED199万9000バーツ約920万円

※タイでの公式価格を、1バーツ=約4.6円として換算した参考値。為替レートによって金額は変動します。

タイでの価格は149万9000〜199万9000バーツで、単純に円換算すると約690万〜920万円に相当する。ただし、これはタイ仕様の価格を換算したものであり、日本仕様の価格を示すものではない。各国の税制や装備、グレード構成なども異なるため、円換算した金額がそのまま日本での販売価格になるわけではない。

参考として、同じ三菱の本格的なラダーフレーム車であるトライトンの価格も見てみよう。

三菱自動車タイ法人の公式価格表によると、タイ仕様トライトンの価格は61万4000〜131万9000バーツ。シングルキャブからダブルキャブの上級グレードまで、幅広いラインアップが用意されている。
日本仕様のトライトンは、GSR・4WDが551万8700円から。タイ仕様はボディ形状や駆動方式、装備の異なるグレードが設定されているため、価格帯には大きな幅がある。

項目タイ仕様トライトン日本仕様トライトン
価格61万4000〜131万9000バーツ(約282万〜607万円)551万8700円〜
主な仕様シングルキャブ、メガキャブ、ダブルキャブなどGSR・4WD

※タイ仕様の価格は三菱自動車タイ法人の公式価格、日本仕様は国内向けメーカー希望小売価格。円換算は1バーツ=約4.6円で計算した参考値です。販売グレードや装備、税制などが異なるため、価格の単純比較には注意が必要です。

日本では12月中旬に販売開始の予定

ランドクルーザー250と比べると、ボディサイズやディーゼルエンジンの出力が近く、ライバルとして注目される存在といえる。一方、トライトンとの関係を見ると、三菱が培ってきたピックアップトラックの車体技術をSUVに生かしたモデルであることもわかる。

三菱自動車の発表によると、新型パジェロは2026年10月19日にタイで発売、日本でも12月中旬の販売開始が予定されている。日本仕様の価格や装備、グレード構成が明らかになれば、ランドクルーザー250との比較もさらに具体的になりそうだ。

画像:三菱自動車タイランド

画像:三菱自動車タイランド

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