
レクサスは、RXの一部改良を実施した。新モデルの価格は668万〜903万円。
●まとめ:月刊自家用車編集部
レクサスの屋台骨を支える、グローバルコアモデル
レクサスRXは、1998年の初代モデルの発売から2024年12月までに、世界95か国と地域で累計約400万台を販売している、レクサスのグローバルコアモデル。5代目となる現行モデルは2022年11月に国内導入を開始、グローバル累計の電動モデル比率は50%を超えるなど、電動化に積極的に取り組むレクサスを象徴する1台でもある。
今回実施される一部改良では、RXの高い静粛性や走行性能のさらなる向上に加え、内外装デザインの変更や装備強化が図られ、よりラグジュアリーモデルとしてのキャラが強化されることになる。
新型RXの特徴
Always Onの思想に基づくさらなる走りの深化
- アブソーバー減衰力/AVS&Eps制御定数/シャーシセッテイングの最適化により、車両の上下挙動の低減が図られ、よりフラットな乗り心地や操縦安定性を獲得
- RX500hの駆動特性を変更。低開度域ではアクセルコントロール性を高めたほか、踏み増し時にはパラレルハイブリッドシステムの持つパワフルでレスポンスの良い加速感を強化。車両コントロール性の強化が図られた
- RX450h+/RX350hは、アクセル開度に対する駆動力特性の出し方を変更。レスポンス性とコントロール性を高めることで、ドライバーの操作に車両が素直に応える乗り味を追求
- RX500hで採用済みの後輪操舵DRS(ダイナミックリヤステアリング)をRX450h+とRX350hのAWD車にも設定拡大。低速での高い取り回し性と高速での安心感を強化している。同時にスポーツモード選択時の同相転舵領域を中速まで拡大することで、旋回時の応答性も向上させている
さらなる静粛性の追求
- ダッシュインナーサイレンサーの目付量アップやインパネまわりの吸音材追加を実施。エンジンノイズの低減も図られた
- リヤドアガラスにアコースティックガラスを採用、リヤボディまわりの制振材/吸音材を追加することで、後席まわりの騒音を低減
- RX500hではエンジン制御の見直しでエンジンノイズの低減を実施。走行状態に応じた走行サウンドを発するASC(アクティブサウンドコントロール)のチューニングも刷新。Sportモード選択時では減速時のサウンドを追加し、音の聞こえる方向をチューニングすることで、より臨場感のある環境を整えている。
ASC(アクティブサウンドコントロール)作動イメージ
降坂制御イメージ
ステアリングシステムイメージ
減速アシストイメージ
デザインの進化
- RX500h “F SPORT Performance”とRX350 “F SPORT”の内装色にホワイトを追加
- フロントコンソール前部に室内イルミネーションを追加
- RX450h+/RX350h/RX350の”versionL”に、21インチタイヤ&ホイール(ダークグレーメタリック塗装+切削光輝)を新たにメーカーOPで設定
インテリアイルミパッケージ
235/50R21 101Wタイヤ&21×8Jアルミホイール(ダークグレーメタリック塗装+切削光輝)
先進性/安全性/利便性を高める機能装備の拡充
- 液晶メーターを12.3インチに変更することで、メーターパネルの視認性を向上
- RX350 “F SPORT”にレクサスチームメイトのアドバンストパーク(リモート機能付)を標準設定
12.3インチ液晶メーター
“F SPORT”インテリア(12.3インチTFT液晶式メーター)
カラーヘッドアップディスプレイ(フロントガラス)
カラーヘッドアップディスプレイ(3つの表示モード)
グレード構成
- RX350 “versionL”:668万円(FF)/709万円(AWD)
- RX350 “F SPORT”:713万円(AWD)
- RX350h “versionL”:760万円(FF)/811万円(AWD)
- RX450h+ “versionL”:887万円(AWD)
- RX500h “F SPORT Performance”:903万円(AWD)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(RX)
アウトドア体験を届ける カーボンニュートラル社会の実現に向けて「自然を理解し、楽しみ、守っていくアウトドア体験をお届けしたい」という想いの下、トヨタ/レクサスブースではアウトドアライフスタイルに寄り添[…]
スタイルだけじゃない、良質な走りにも注目!【新型プリウス(プロトタイプ)試乗】 スポーティなシルエットを手に入れたことで話題を集める新型プリウスだが、正式発売を前にいち早く2.0Lと1.8Lハイブリッ[…]
累計約362万台を販売 初代RXは、1998年北米にてラグジュアリークロスオーバーSUVのパイオニアとして誕生した。2005年には「RX400h」を発売し、ラグジュアリー市場に初めてのHEVモデルを導[…]
「クラウン」を守るため、4つのモデルを展開 もはやセダンのみではクラウンのブランド維持は困難、そこで時代に合わせた適応用途や嗜好の異なるモデルを展開した」。クラウンという金看板を生き残らせるためには、[…]
新型RX “F SPORT Performance”(プロトタイプ) 最上級の「RX500h」に搭載される2.4Lターボハイブリッドシステム+DIRECT4 新型「RX」には、新パワートレーンの1つと[…]
最新の関連記事(SUV)
特徴的なフロント「オーシャン・エックス」 BYDから日本導入第4弾となる「シーライオン7」が発売された。ちなみに「7」という数字は車格を示しており、シーライオン7は、全長4830×全幅1925×全高1[…]
バッテリーEVにも、スバルらしいアクティブイメージをプラス 発表された新型「トレイルシーカー」は、スバルのグローバルバッテリーEVとしては2番目に登場するe-SUVモデル。スバルとトヨタが、互いに強み[…]
最新技術の積極投入で、最先端のミドルSUVに進化 6代目となる新型フォレスターは、スバルの現行モデルが採用している最新技術と装備、デザインエッセンスを取り入れることでさらなる進化を実現。フルインナーフ[…]
BYDシリーズ第4弾となる新型クロスオーバーSUV 「BYD SEALION 7」は、高い評価を得ているEVセダン「BYD SEAL(ビーワイディー シール)」を基盤として設計されたSUV。 国内仕様[…]
荷台をまるごと交換するFTポーターエンデューロ 三菱のトライトンは、国内市場では珍しいピックアップトラックタイプの車両だ。また、SUVのように悪路走破性の高いため、アングラー(釣り人)からの注目度や人[…]
人気記事ランキング(全体)
シートサイドのスペースを有効活用できるUSB付きポケット 車のシートサイドや、シートとコンソールにある隙間などはデッドスペースになっていることが多い。小銭などの小物を落としてしまうことも多く、一度落と[…]
ダイハツ・アトレー広すぎる室内スペース。シートをフルフラットにすると巨大なソファのよう こちらの軽キャンパーは、広々空間で人気のダイハツのアトレーがベースとなっている。写真を見てもらえればわかると思う[…]
軽トラックTN360のボディを取り去ったフルオープンマルチパーパスカーだった ホンダZの誕生と時を同じくして鮮烈なデビューを飾ったのが、個性の塊とも言えるバモスホンダである。ベースとなっているのは、主[…]
余裕のある室内空間を効率良く活用 ホンダのステップワゴンは、最大で8名が乗車可能な人気のミニバンで、現行モデルは初代から数えて6代目となっている。スタイリッシュなエクステリアデザインと、実用性の高さか[…]
四輪ラインナップの中核として期待され生まれた「1300」 「ホンダ・1300」は、1969年に発売されたホンダの小型乗用車です。 1960年代のはじめ、オートバイメーカーとしてすでに世界的な地位を確立[…]
最新の投稿記事(全体)
特徴的なフロント「オーシャン・エックス」 BYDから日本導入第4弾となる「シーライオン7」が発売された。ちなみに「7」という数字は車格を示しており、シーライオン7は、全長4830×全幅1925×全高1[…]
コンパクトなサイズのディスプレイ。取り付けは超カンタン どうしても必要というワケではないが、なんとなく気になるグッズやアイテム、皆さんもあるのではないだろうか? 今回紹介するのは、自車の車速や方角など[…]
“蓄電できる軽キャンパー”を愛犬家のためにインプルーブメント 『愛犬くん』は、その名のとおりペットと一緒に楽しめる軽キャンパーとして誕生。販売するのは『給電くん』や『給電ベース』など“蓄電できる軽キャ[…]
純正マットの上に敷くだけで、プラスα効果を実感 クルマのフロアマットって、車内の泥汚れなどを防いでくれる必需品だけど、汚れ防止だけじゃない進化したフロアマットがあるのをご存知? 実はこれ、エーモンから[…]
「アルピーヌ A110 R 70」:世界770台限定の「R」バージョン最終仕様 今年でブランド創立70周年となるアルピーヌ。今回実施されるラインナップ変更では、ブランド設立を記念した「アルピーヌ A1[…]
- 1
- 2