この冬、新車購入を考えているならば、勝負は年明けの1月がベスト。1月最初に実施される「初売り」セールは、良い条件が出る可能性が高く、積極的にディーラーを訪れるべき。ここでは2025初売りで人気を集めているホンダ・ヴェゼルをピックアップ。最新の目標値引き額や攻略術をお教えしよう。
●文:月刊自家用車編集部
昨年4月にビッグマイナーチェンジ、初売りは熟成の後期型を狙い撃ちできるチャンス
登場3年目を迎えた昨年4月にマイナーチェンジを実施した際に、フロントグリル&フロントバンパーの形状変更によるフェイスリフトやリヤコンビネーションランプのLED化などで、エクステリアイメージを一新。パワートレーン関連も、e:HEV車のエネルギーマネージメント制御を見直すことで、アクセルレスポンスの向上が図られ、走りの力強さがさらにパワーアップ。熟成の時期を迎えたこともあって、コンパクトSUV全般の中でもトップ級の実力を持つ一台だ。
マイナーチェンジ時にe:HEV車(ハイブリッド)中心のグレードラインナップになったことや、車両価格の改定、さらにひとつ下のモデルとしてWR-Vが投入された影響もあって、前期型よりも登録台数は減っているが、それでも月あたりの登録台数は5000台前後の実績をキープしている。予算300万円台のコンパクトSUV選びにおいて、本命としてもライバル競合車としても外すことができないモデルであることは変わっていない。
大事に売りたいモデルということで、序盤の値引きは控えめ。丁寧な商談を重ねることで値引きの拡大を狙いたい
- 車両本体目標値引き額:22万円
- 納期の目安:1~3か月
- リセール予想:B-
商談の序盤では「モデルが新しい」ことを強調して、5~8万円の値引きで様子を見てくるケースもあるが、これは他社のライバルの当て馬(競合車)になりたくないという理由から。他社の競合車(カローラクロス、ヤリスクロス、キックスなど)を交えて商談が煮詰まってくると、付属品込みの値引きで15万円程度は簡単に出してくる。最終的には経営資本が異なるホンダディーラー同士を競わせるカタチに持ち込むのが理想。序盤は他社との競合を進めて、最後にホンダA店のヴェゼルとホンダB店のヴェゼルをぶつけて、条件が良い方で決めよう。
ベーシックグレードでも実用装備は充実。e:HEV Xのコスパが優秀
ホンダセンシングは全グレードに標準装備
ハイブリッド車のベーシック仕様となるe:HEV X(288万8600円・FF)でも、ホンダセンシングを筆頭とした実用系装備は一通り装着されている。マイナーチェンジの際に追加されたe:HEV X HuNTパッケージ(299万8600円・FF)と比べると、外装はシンプルなイメージだが、ヴェゼル自慢の実用キャラをコスパ良く味わいたいならば、このグレードがオススメだ。
後側方からの車両接近を知らせてくれるBSMは、できれば付けたい先進装備のひとつ
ひとつ上のe:HEV Z(319万8800円・FF)になると、走行中に後側方からの車両接近を知らせてくれるBSM(ブラインドスポットインフォメーション)が装着されるほか、スーパーで荷物を積み込む時に便利なハンズフリーテールゲートも標準装着。上級LEDライトや18インチアルミが追加されるなど加飾レベルも向上。e:HEV Xとの価格差は30万円強になってしまうのは悩みどころだが、価格アップに見合った内容が与えられている。
最上級のe:HEV Z PLaYパッケージには、純正ナビシステムが標準
最上級のe:HEV Z PLaYパッケージ(355万6300円・FF)は、e:HEV Zをベースにナビ機能を備えるHonda CONNECTディスプレーが標準装備(ZではOP)され、ブラックアクセントをプラスした専用外装に変更。さらに唯一パノラマルーフをOPで追加できるグレードになる。価格はe:HEV Zよりも約35万円高だが、そのうち22万円相当はHonda CONNECTディスプレー分になる。13万円相当の内外装アップデートをどう考えるか?が選び分けのポイントになる。
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