
一見するとクルマのようでありながら、バイクのようなコンパクトさも持ち合わせる。そんなユニークな乗り物が、電動トライク「ビベル」です。
最大の特徴は、普通自動車免許で運転でき、3人まで乗車できること。さらにヘルメットも不要とされています。
今回紹介する「ビベルCOCO」は、電動トライク「VIVEL TRIKE」をベースに、乗りやすさや快適性を追求した上位モデル。車体価格は88万円で、CLi SMOOTHとCLi POWERの2タイプを設定しています。
●文:月刊自家用車編集部 ●写真:VIVEL
全幅は約1m。3人乗りでもコンパクト
ビベルCOCOのボディサイズは、全長2360mm×全幅1080mm×全高1680mm。軽自動車よりもひと回りコンパクトなサイズ感で、特に全幅が約1mに収まっているのがポイントです。
それでいて乗車定員は3人。後部には48Lの大型リアボックスも備えており、ちょっとした荷物を積むこともできます。また、シートベルトやバックモニターが標準装備されているのもビベルの特徴です。
最高50km/h。2種類の仕様を用意
ビベルCOCOには、走りの方向性が異なる2つの仕様が設定されています。
「CLi SMOOTH」は、1500Wモーターを搭載し、最高速度は約50km/h、1回の充電で約120kmの走行が可能とされています。一方の「CLi POWER」は2000Wモーターを搭載し、最高速度は約50km/h、航続距離は約100kmです。
前者は「やさしい走り・安心重視」、後者は「力強い走り・余裕重視」という位置づけ。用途や好みに合わせて選べるようになっています。
自宅の100Vコンセントで充電できる
電動車ならではの特徴が、充電方法にもあります。
ビベルCOCOは家庭用の100Vコンセントから充電可能。専用充電器も標準装備されています。メーカーによると、電気代は100kmあたり150円とされています。
ガソリンスタンドへ行かなくても、自宅などで充電できるのは電動トライクならではのメリットです。
さらに、標準で雨よけ用のサイドカバーを装備。オプションではスタッドレスタイヤや収納カバー、オリジナルカラーなども用意されています。
ビベル雨除けサイドカバー(マジックテープ式)¥19,500
「クルマ」と「バイク」の間のような存在
ビベルCOCOを見ていると、「これはクルマなのか、それともバイクなのか」と感じるかもしれません。
3人乗りでシートベルトやバックモニターを備える一方、全幅は約1mとコンパクト。ヘルメット不要で、普通自動車免許で運転できるという独特のポジションにあります。
また、車検や車庫証明が不要とされている点も、一般的な乗用車とは大きく異なるところです。
もちろん、一般的なクルマと同じ使い方ができるわけではありません。最高速度や航続距離、車体の特性などを考えると、日常の移動や近距離のレジャーなど、用途を選んで使う乗り物といえそうです。
秩父では実際にレンタルして乗ることも可能
そんなビベルを実際に体験できる場所のひとつが、埼玉県秩父市にあるレンタル拠点「MoBee」です。
2026年8月3日に営業を開始し、ビベルTRIKEとビベルCOCOをそれぞれ2台、計4台用意。レンタル料金は1時間2000円、1日1万円で、充電代と保険料も料金に含まれています。
埼玉県秩父市で新たにスタートした電動モビリティレンタル事業「MoBee(モビー)」において、当社の3人乗り電動トライク「ビベルトライク」がレンタル車両として採用、提供開始されている。
購入価格は88万円と決して安価ではありませんが、「普通免許で運転できる3人乗りの電動トライク」という一般的なクルマやバイクとは異なる選択肢として、ビベルはなかなか個性的な存在です。
近距離の移動や観光、レジャーなど、「クルマほど大きくなく、バイクとは違う乗り物」を探している人にとっては、気になる1台といえるでしょう。
| 項目 | ビベルCOCO |
|---|---|
| 全長 | 2360mm |
| 全幅 | 1080mm |
| 全高 | 1680mm |
| 車両重量 | 253kg |
| モーター | 1500W/2000W |
| 最高速度 | 約50km/h |
| 航続距離 | 約120km/約100km |
| 乗車定員 | 3人 |
| 最大積載量 | 255kg |
| バッテリー | リチウムイオン |
| 充電 | 100V |
| 車両価格 | 88万円 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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