「もしも」に備えてクルマに積んでおきたいアイテム「ポンプインエアーマット」とは

  • 2023/08/31
  • [CREATOR POST]Peacock Blue K.K.

●文:[クリエイターチャンネル] Peacock Blue K.K.

2011年に発生した東日本大震災では、クルマの中での寝泊まりを余儀なくされた被災者の方が多かったと言います。

しかしミニバンやワンボックスなど車中泊に適したクルマは数あれど、ほとんどのクルマは車内での寝泊まりに対応していません。また、フルフラットな状態にできるクルマであっても、長時間横になれば疲労が蓄積して身体を痛めてしまう可能性もあります。

食事や水分を十分に取らないまま狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと、血行不良が起こり血液が固まりやすくなる「エコノミークラス症候群」に陥ることも。

もしもエコノミークラス症候群を発症してしまえば胸の痛みや呼吸困難に陥ったり、最悪の場合突然死したりなどの危険性があります。

ただ、いつ発生するかわからない自然災害のために車中泊に適したクルマを用意するというのは現実的ではありません。

しかしAS MUSTが販売している『ポンプインエアーマット』のような防災用エアーマットを車内に備えておけば、非常時でもより快適に車内で寝泊まりできるようになります。

硬くて狭い車内でも、ポンプインエアーマットを使用すれば安定したスペースを確保できる。

ポンプインエアーマットは、膨らませるためのポンプを内蔵しているエアーマットです。

使い方は非常に簡単で、内蔵ポンプの上に両手をセットし、プッシュするのを繰り返すだけ。収納時はおよそ23cmのコンパクトサイズであるにもかかわらず、膨らませると長さ182cm/幅56cm/厚さ6cmのエアーマットに早変わりします。

実際に膨らませて使用してみたところ、マット全体に空気が行き渡るまでおよそ10分かかりました。公式ストアには5分と記載されていましたが、実際使用するときは非常時の極限状態が予想されるため、やはり10分近くかかってしまうかもしれません。

ただ非常時は電気が使用できないことが多いなか、ポンプインエアーマットはポンプ内蔵型、つまり電源が不要なのでいつでも膨らませることができます。この点が、一般的なレジャーマットと一線を画す大きなメリットだと感じました。

寝心地もチェック。シートにそのまま寝転がると段差や隙間が気になってしまいますが、ポンプインエアーマットを敷いて寝転がってみたところ凹凸が気になることはありませんでした。これなら非常時でも安定した睡眠スペースを確保することができるので、エコノミークラス症候群が発症する可能性を抑えられそうです。

ちなみにこのポンプインエアーマット、日本メーカー製で10年という長期保証もあり、なおかつ官公庁にも防災グッズのひとつとして備蓄されているという、安心の実績を備えています。これらの点からも、やはりポンプインエアーマットはクルマに積載しておく防災グッズという点ではマストと言えそうです。

どれだけ技術が発達しても、自然災害を完璧に予想するのは不可能に近いです。9月1日の防災の日に合わせて改めて防災グッズの購入を検討するなどして、防災への意識を高めていきたいものです。

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