
●文:[クリエイターチャンネル] Peacock Blue K.K.
車中泊は自由でプライベートな時間を楽しめるため、高い人気を集めています。
その一方で、最近では許可されていない場所で車中泊をおこなう「違法車中泊」も問題視されているようです。
人気の高い車中泊!…その一方で違法車中泊が問題になることも
車中泊の人気が高まる一方で、近年は違法な車中泊による問題も増加しています。
景観が美しい観光地の近辺の飲食店では、車中泊を禁止されているにもかかわらず駐車場を利用して車中泊をおこなう人が多く迷惑になっていると、テレビで報じられたこともありました。
違法車中泊によって引き起こされる問題としては、長時間駐車することによって地域住民の生活に支障をきたすことが挙げられます。
たとえば前述のように、車中泊が許可されていない飲食店の駐車場で車中泊をおこなうと、本来駐車場を利用したい人が駐車できず困ってしまいます。
SAやPA、道の駅では、基本的に車中泊をすることは禁止されている。
車中泊する場所を選ぶ際は、車中泊が禁止されていないかどうか、十分に確認しておくことが大切です。
では、一般的に車中泊が許可されていない場所としてどのような場所が挙げられるのでしょうか。
まず、スーパー/コンビニ/ショッピングモールといった商業施設の駐車場のほか、前述のように、観光地の駐車場/近辺の店舗の駐車場も、車中泊がNGな場所と言えるでしょう。
さらに道の駅/サービスエリア/パーキングエリアなども、車中泊NGな場所として挙げられます。
こういった場所はあくまで「休憩施設」であり、車中泊のための施設ではないことを忘れてはいけません。
国土交通省のホームページにも、「道の駅」駐車場での車中泊は可能ですか?」という問いに対して「道の駅」は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。もちろん、「道の駅」は、ドライバーなど皆さんが交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません」と表記されています。
仮眠程度なら問題ありませんが、キャンピングカーなど車中泊仕様のクルマで睡眠を取っていると注意を受ける可能性が高そうです。
禁止エリアでの車中泊は注意で済まない場合があり、場合によっては法律違反になる可能性があるので注意しましょう。
なお、道の駅に併設されているRVパークを利用した車中泊であれば、違反に問われることはありません。
RVパークとは、日本RV協会が『快適に安心して車中泊が出来る場所』を提供するために、定めた条件を満たす車中泊施設のことです。
トイレが24時間利用可能/入浴施設が近隣にある/ゴミ処理が可能などさまざまなメリットが存在し、まさに車中泊にうってつけの場所と言えます。
車中泊をする予定の場所の規則などを十分に確認しておくことが大切だ。
また車中泊を安全かつ快適に楽しむためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
まず、許可されている場所でも夜間は静かに過ごしゴミは持ち帰る/適切に処理するなど、公共のマナーを守る必要があります。
そして車内の換気を適切におこない、自らの安全を確保するためにも防犯対策を忘れないことを心がけましょう。
健康管理にも十分に注意し、運転や車中泊による体への負担を考慮し、適宜休憩を取ることも忘れてはいけません。
これらのポイントを守ることで、トラブルを避け、快適な車中泊が可能になるはずです。
このように車中泊は、計画的におこなえば非常に楽しい旅のひとつのスタイルです。
しかし、ルール/マナーを守らないと予期しないトラブル/法律違反につながるリスクもあります。
なお車中泊が禁止されている場所には、「夜間利用禁止」「夜間立ち入り禁止」と表記された看板が設置されていることも少なくありません。
車中泊をおこなう場所が本当に可能な場所かどうか、事前に入念に確認しておくことが求められます。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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