
日本で最も売れている軽自動車、ホンダ・N-BOXがマイナーチェンジを実施した。今回の改良では高い基本性能という絶対的な強みを引き継ぎつつも、ユーザーの声に耳を傾けた細やかなブラッシュアップが施されている。
●まとめ:月刊自家用車編集部 ●写真:奥隅 圭之/本田技研工業株式会社
迫力と品格を取り戻したエクステリア
マイナーチェンジがされたN−BOXは、今回の改良でラインアップを一新。
親しみやすさを重視した「標準仕様」、力強さと風格を際立たせた「カスタム」、そしてレジャー志向のアクティブな世界観を持つ「ジョイ」の3タイプで構成されることで、それぞれの個性がさらに明確にされている。
具体的な変更点としては、カスタムのエクステリアデザインの刷新が実施された。従来モデルではやや控えめだった表情から一転し、骨太で幅広なクロームグリルとワイドモチーフの新型バンパーを採用することで、かつての「押し出し感」と「迫力」をフロントマスクに取り戻している。また一文字に光るフロントアクセサリーLEDが、昼夜を問わない常時点灯式となったことで、夜間の存在感と先進性がさらに強化された。
また、ダーククロームのメッキ加飾とベルリナブラック塗装を施した切削アルミホイールが組み合わされるコーディネートスタイルの意匠も新しくなり、クールな上質感がより追求されている。
迫力感が増した、新カスタムのフロントフェイス。アクセサリーLEDも昼夜常時点灯式に変更されている。
N-BOX ジョイはフォグライトを標準化。インテリアや室内装備もカスタムに準じた変更を実施されている。写真はN-BOX JOY ターボ 特別仕様車 BLACK STYLE。
快適装備の拡充で、より便利な実用車を目指す
インテリアの質感向上と装備のアップグレードも特徴のひとつ。
カスタムとジョイには、本革巻シフトノブやピアノブラックの加飾パーツ、さらにはエアコンアウトレットのダブルメッキリング化などが施され、外観に見合う大人びた空間へと深化を遂げている。
実用面では、9インチナビやETC2.0が一部タイプで標準装備化されたほか、センターUSBチャージャーやシートバックアッパーポケットといった日常の利便性を高める装備が全車に拡大採用されている。
ジョイに内外装をブラックアウトしたブラックスタイルを追加
新規設定グレードとして、レジャー仕様として人気の高いジョイに内外装をブラックアウトした特別仕様車「BLACK STYLE(ブラックスタイル)」が登場した。
ブラックスタイルには、ブラック系チェック柄のシートやブラックメッキ化された外観パーツが与えられ、通常モデルとは異なるシックで特別な佇まいとしている。
N-BOXジョイの特別仕様車BLACK STYLEは、シートや荷室表皮などのチェック柄にブラックを採用。さらにピアノブラック加飾やアンバーのインテリアイルミネーションを追加することでアクティブな大人っぽさを演出したという。
福祉車両のスロープ仕様についても、専用デザインのテールゲートやロアガーニッシュの追加など、ディテールまで妥協しないデザイン性の追求と快適性の強化が施されている。
写真は、N-BOXカスタムスロープ。車いすのまま乗降できるスロープを装備する。標準N-BOXにも設定。今回の改良でカスタムスロープは専用リヤバンパーやテールゲートロアガーニッシュにメッキ加飾を追加しデザイン性を向上。運転席ハイトアジャスターの全車標準化やカスタムスロープのバックドアランプLED化も行われている。価格はN-BOXカスタムスロープが244万3500円(2WD)/257万5500円(4WD)。N-BOXスロープが194万6000円(2WD)/207万8000円(4WD)。
今回の改良ではグレード構成が見直されたが、従来はオプション設定ナビなどの機能装備が、一部グレードで標準化されるなど、価格以上の満足感が得られる設定になっている。
9インチHonda CONNECTナビ+ETC2.0車載器をN-BOXジョイの特別仕様車BLACK STYLE、N-BOXジョイターボとN-BOXジョイターボ特別仕様車BLACK STYLE、N-BOXカスタム標準グレードを除く全カスタムグレードに標準装備。その他グレードにはメーカーオプション設定。
| ●N−BOX グレードバリエーション&価格【2026年7月モデル】 | ||
| グレード | 価格(2WD/4WD) | |
| 658㏄ 直列3気筒 DOHC | 標準仕様 | 176万8800円/191万4000円 |
| ファッションスタイル | 186万7800円/201万3000円 | |
| ジョイ | 198万1100円/212万6300円 | |
| ジョイ ブラックスタイル | 238万5900円/253万1100円 | |
| カスタム | 199万4300円/213万9500円 | |
| カスタム コーディネートスタイル | 248万1600円/262万6800円 | |
| 658㏄ 直列3気筒 DOHCターボ | ジョイ ターボ | 245万6300円/260万1500円 |
| ジョイ ターボ ブラックスタイル | 259万2700円/273万7900円 | |
| カスタム ターボ | 243万6500円/258万1700円 | |
| カスタム ターボ コーディネートスタイル | 259万8200円/274万3400円 | |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ホンダ)
「ライフガード・ステーション」というコンセプトで、タフで機能的な「動く箱」を目指したクルマ ホンダ・エレメントは、アメリカの若者を中心としたアクティブなライフスタイル層に向けて開発され、2002年に北[…]
1300万円超え! 本物のフォーミュラ筐体を採用した超限定シミュレーターを初公開&販売 今回の出展における最大の目玉となるのが、河森正治氏とHRCのeモータースポーツ部門が共同開発した特別なシミュレー[…]
外装パーツの同色化で、さらなる上質感と洗練されたスタイルを実現 1976年の初代登場から50周年を迎えたアコード。現行の11代目モデルは、流麗なファストバックスタイルと独自の2モーターハイブリッドシス[…]
スポイラー類に加え、フロントグリルをドレスアップするガーニッシュやデカールも設定 今回のN-BOX/N-BOXカスタム用無限パーツは、「My Special BOX」をコンセプトに開発された。軽自動車[…]
新型「N-BOX」用純正アクセサリーが発売 ホンダのベストセラー軽自動車「N-BOX」のマイナーモデルチェンジに伴い、ホンダアクセスは専用の純正アクセサリーを発表した。全国のHonda Carsにて2[…]
最新の関連記事(ニュース)
ワーゲンバスのDNAを未来へ!フル電動ミニバン「ID.Buzz」とは 1950年代に登場し、世界中で親しまれてきたフォルクスワーゲンの名車「Type2(通称:ワーゲンバス)」。そのアイコニックで愛らし[…]
陸・海・空がつながる360度の移動体験 昨年のジャパンモビリティショー2025において「“DISCOVER”-誰の真似もしない-」というブランドメッセージを掲げたLEXUS。ほかではできない体験価値を[…]
奈良県内6店舗目となる、新規店がオープン! オートバックスと言えば、国内にグループ店舗数を合計1,073箇所に展開する、カー用品の大型チェーン店だ。昨今は、ECサイトでカー用品を購入するユーザーも多い[…]
ファンへの感謝を込めた恒例イベントが2026年も開催 日産自動車と日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)は、モータースポーツファン向けイベント「NISMO Festival at Fuji Sp[…]
140年の技術革新を現代の技術で再解釈した新世代モデル 2013年に美しい4ドアクーペとして登場したCLA。2019年の2代目では対話型インフォテインメント「MBUX」がいち早く投入されるなど、常に先[…]
人気記事ランキング(全体)
運転が苦手な人の”左側の不安”を解消する補助ミラー 運転経験が浅い人や車幅感覚に自信がない人にとって、左サイドの死角は大きな不安要素である。特にコンビニの駐車場や狭い道路での幅寄せ、縁石ギリギリまで車[…]
「マイカーの夢」を本格的な乗用車として具現化しようとした野心的なモデル 初代キャロルは、単なる「安価な移動手段」という当時の軽自動車の枠を超え、庶民が抱いていた「マイカーの夢」を本格的な乗用車として具[…]
お出かけが多くなる夏場こそ活用したい革新的なフロアマット 家族や友人と、山へキャンプ、海へバーベキューなど、楽しみなイベントが控えている夏。愛車のミニバンでみんなでワイワイガヤガヤと目的地へ向かう計画[…]
コンパクトSUV値引き額ランキング! 2026年8月の狙い目は? 2026年8月時点のコンパクトSUVについて、車両本体の値引き目標額をランキング形式で紹介。値引き額は車両本体のみを対象としており、付[…]
街乗りもこなせる絶妙なサイズと高い信頼性を誇るベース車両 キャンピングカー選びにおいて、多くのドライバーが頭を悩ませるのが、車体の大きさと居住性のバランスだ。広々としたキャブコンバージョンは魅力的だが[…]
最新の投稿記事(全体)
絶景ドライブの拠点として、大自然とおいしい食、そして特別な夜の時間を満喫しよう 「RVパーク 大笹牧場」は、標高1300m、日光霧降高原道路の終点に広がる「大笹牧場」内に併設されたRVパークだ。夏でも[…]
1位 大人気トヨタ車「完成度がスゴイ…」釣り竿、スキー板、ゴルフバッグ、なんでもオッケー。災害時の避難シェルターとしても十二分に機能する、無敵の相棒 趣味の道具をたっぷり積めて、いざというときには頼れ[…]
BMW M2は、セグメント唯一の後輪駆動コンセプトと約50:50の理想的な前後重量配分により、俊敏なハンドリングと卓越したロード・ホールディング性能を実現するMモデル。BMW M2 CS Editio[…]
イタリアらしい洗練されたエレガンスをプラス 2025年に国内導入が始まった「JUNIOR」は、アルファロメオの新時代を象徴するコンパクトモデル。「Ibrida」は1.2L直3ターボに6速DCT(システ[…]
改良したハリアーに早くもモデリスタ専用キットが登場! 今回のモデリスタ専用キットでは、特別仕様車のテーマに合わせた漆黒のメッキ加飾が採用された。従来のクロームメッキとは異なる、落ち着いた深い輝きと黒の[…]
- 1
- 2
































