
ペットブームの定着とともに、愛犬を連れてクルマ旅を楽しむ人が増えている。しかし、いざ実践しようとすると直面するのが「旅先での温度管理」の問題だ。日本の夏は過酷で、ちょっとした買い物やサービスエリアでの休憩時であっても、車内にワンちゃんを残すのは熱中症のリスクが付きまとう。そんな愛犬家たちの切実な悩みに、応えてくれるのが、PAPA BUILD(パパビルド)が手がける軽キャンピングカー「BASE+1(ベースプラスワン)」だ。
●文:月刊自家用車編集部 ●写真:竹野由志雄
「冷やす×見守る」で熱中症リスクをシャットアウト
ダイハツ・アトレーRSをベース車両とする「BASE+1(ベースプラスワン)」は、「『秘密基地』と旅をする」をコンセプトに、一般的な軽キャンパーの枠を超えた至れり尽くせりの装備を誇る。
なかでも注目したいのが、エンジン停止時でも車内を強力に冷やし続けられる12Vクーラーだ。
「最愛な君へ」と謳われるこの装備には、標準で300Ah、さらにオプションで500Ahへの変更も可能な大容量リチウムイオンバッテリーシステムが組み合わされる。これほどの電力量があれば、駐車時にエンジンを切った状態でも、周囲に気兼ねなくエアコンを稼働させ、室内を常に冷え冷えの状態に保つことができる。炎天下では約6時間、日没後では約15時間の稼働テストをクリアしているとのこと。
さらにオーナーの安心感を高めてくれるのが、オプション設定されている「温度計付き見守りカメラ」の存在だ。旅先でどうしてもペットを車内に待たせなければならないシーンでも、スマートフォンを通じてリアルタイムで車内の様子や温度を確認できるという。
「冷やす手段」と「見守る手段」がセットで用意されていることに、“重すぎるほどの愛”を感じてしまうほどだ。
大容量バッテリーとクーラーを搭載した、愛犬と快適に旅ができる豪華な軽キャンパー。駐車中もスマホで見守れるカメラ付きで、熱中症リスクを抑えた安心設計が特徴。
エンジン停止時も使える「12Vクーラー」を標準装備。大容量リチウムイオンバッテリーにより、夏の駐車時でも車内を冷え冷えに保てる。
車内空気の循環を行うベンチレーターファンと見守りカメラ。見守りカメラには温度センサー機能も備わっている。
上質で広々としたリビング&ベッド
軽自動車というスペースの制約がありながら、レイアウトの完成度も高く、対面で足を下ろして座れるダイネットスペースが出没したり、一人で簡単にフラット化が可能なベッドは、最大で全長1900mm×幅1250mmと大人でも広々と熟睡できる空間を確保。高級レザー調マットレスの肌触りも良好で、愛犬と一緒にゴロゴロと過ごすには最適な仕上がりぶりだ。
軽自動車ながら足を下ろして快適に座れる「対面座席」レイアウトを採用。テーブルを囲んで愛犬と充実した時間を過ごすことができる。
車内後部には上質で機能的なキャビネットを設置。下部にはスピーカーや各種ソケットがスマートに集約される。
ベッド下には電装システムを配置することで、大容量バッテリーシステムを支える。メンテナンスもスムーズに行える設計。
愛犬のためなら、どこまで出せるか?
ただ、これだけの贅沢な装備を詰め込んでいるだけに、車両価格は449万5000円〜と、軽キャンパーの中でも相当高いプライス。取材車両のようにソーラーパネルや冷蔵庫、見守りカメラなどのオプションをフルに奢ると、500万円を超えてくる。このあたりの予算感があるならば、一般的なバンコンの標準的なモデルも視野に入ってくるだろう。
ただそれでも、ミニマムなサイズ感で運転がしやすく、狭い駐車スペースにも難なく収まる軽キャンパーのメリットは大きい。
「愛犬の安全と快適性のためなら、大型車並みの投資も厭わない」
そんな愛犬家のオーナーにとって、このモデルは、他にはない唯一無二の相棒になり得る。至れり尽くせりの安心を手に入れて、愛犬とどこまでも走り出したい人ならば、じっくりと検討する価値のある一台だと思う。
展示車両の価格は装備品含めで500万500円。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(キャンピングカー)
oplus_0 創業150年の「岡本屋旅館」のミルキーブルーの露天風呂と絶品グルメが魅力 「RVパーク Charlie’s Lanai」は、別府八湯の明礬温泉に位置し、名物「地獄蒸しプリン」で知られる[…]
RVパーク 大江戸温泉物語Premium 下呂本館 車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推進する「RVパーク」は、キャンピングカーやマイカーで旅行を楽しむユー[…]
RVパーク但馬の杜 COMOREBI Village 周辺に民家がないため、静寂な環境で星空観測や四季折々のアクティビティの拠点として便利 兵庫県養父市にある「RVパーク但馬の杜 COMO[…]
RVパーク 銀の湯 静かな田園風景に包まれながらゆったりとした時間が過ごせて、鹿児島観光の拠点として便利なRVパーク 鹿児島市の自然豊かなリゾート施設「VILLA FUMOTO」に併設され[…]
RVパーク たそがれテラスの森と風 豊かな森と自然に囲まれ、五感をめいっぱい開いて過ごせるRVパーク 「RVパーク たそがれテラスの森と風」は、豊かな森と自然に囲まれ、五感をめいっぱい開いて過ごせる「[…]
最新の関連記事(ニュース)
「走りのマツダ」を捨てた選択が吉だった 新車の納期の長期化が常態化して久しい国内SUV市場。その中で2026年5月に登場した3代目となる現行CX-5は、堅調な足取りで確かなセールスを築き上げている。 […]
本格クロカン性能に「乗用車並みの快適性」と「最高級の上質さ」をプラス 今回登場した新型パジェロは、歴代モデルが長年にわたって培ってきた「優れた悪路走破性」と「高い信頼耐久性」という本格四輪駆動車として[…]
そもそも「シニアカー」って何? 免許返納後の移動手段として注目 高齢者の移動手段として知られる「シニアカー」。これは一般に、ハンドルで操作する座席付きの電動車いす型モビリティを指す言葉だ。 スズキにも[…]
税込119万9000円! 1人乗り小型EV「T-mini」とは? T-miniは、電気で走る1人乗りの小型モビリティ。車両価格は本体価格109万円、税込119万9000円だ。屋根やドアに加え、エアコン[…]
一番人気はクラシックMINIを思わせる「インスパイアード・ホワイト」 昨年の「ジャパンモビリティショー2025」で世界初公開され話題を集めた同モデルは、電気自動車(BEV)だけでなく、高効率ガソリンエ[…]
人気記事ランキング(全体)
雨の日に意外と困る「ドアミラーの水滴」 雨天時の運転では、フロントガラスならワイパーで視界を確保できる。サイドウインドウも、走行中であれば風によってある程度水滴が流れ、どうしても見えにくければ窓を一度[…]
使っていないUSB端子が、愛車をドレスアップする場所に変わる!? 愛車のインテリアにちょっとした変化を加えたい。そう思っても、内装パーツの交換や本格的なイルミネーションの設置となれば、費用も手間もかか[…]
oplus_0 創業150年の「岡本屋旅館」のミルキーブルーの露天風呂と絶品グルメが魅力 「RVパーク Charlie’s Lanai」は、別府八湯の明礬温泉に位置し、名物「地獄蒸しプリン」で知られる[…]
見落としていた便利なスペース! ヘッドレストが収納場所に変身 スマートフォンのホルダーや充電器、ドリンクホルダーなど、車内を便利にしてくれるカーグッズは数え切れないほど存在する。こうした製品を上手に取[…]
RVパーク 大江戸温泉物語Premium 下呂本館 車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推進する「RVパーク」は、キャンピングカーやマイカーで旅行を楽しむユー[…]
最新の投稿記事(全体)
「走りのマツダ」を捨てた選択が吉だった 新車の納期の長期化が常態化して久しい国内SUV市場。その中で2026年5月に登場した3代目となる現行CX-5は、堅調な足取りで確かなセールスを築き上げている。 […]
三菱「新型パジェロ」タイ仕様のスペックは? 新型パジェロは、悪路走破性や耐久性を重視した本格クロスカントリーSUVだ。トライトンをベースとするラダーフレーム構造を採用しながら、SUVとしての乗り心地や[…]
今回のテスト車両(日産サクラ) カーナビやディスプレイオーディオの拡張性を飛躍的に高めてくれる注目のカー用品 データシステム「USB KIT(CEA940)」は、カーナビやディスプレイオーディオの拡張[…]
セレステ(青い空)に込められた、低公害時代に真っ向から立ち向かう決意 1970年代半ば、自動車業界にとってまさに「冬の時代」が訪れていた。オイルショックによる燃料価格の高騰で省燃費志向が急速に高まる一[…]
国産車をメインとした新車バイヤーズガイド「月刊自家用車」が電子版として装いも新たにスタートしました。全ページ無料でご覧いただけますのでこの機会にぜひご一読を! 今月はランドクルーザーシリーズの魅力解説[…]
- 1
- 2























