
高速有鉛デラックス初のミーティングイベント「高速有鉛フェスティバル2026」が、千葉県千葉市のフェスティバルウォークイベント駐車場にて開催された。480台もの旧車やはたらくくるまなどが集結したなかから、筆者の独断と偏見で目に止まったクルマをピックアップ。今回は「2、3カ月に1回はお巡りさんに声かけられます」と怪しく微笑む変態さんのクルマを紹介します。
●文/写真:月刊自家用車編集部(竹野由志雄)
ベース車は、アメリカの空気を吸ってきたガチの覆面個体
商用車に特殊車両、旧車など「普通車」じゃないクルマばかりが500台近くも集まった高速有鉛フェスティバル。そのなかにはミリタリーマニアの米軍ハンビー仕様やアメリカンパトカーなど、公道で出くわしたら誰もが二度見するであろうド・マニアなクルマも数台参加していた。
そこで、そのなかの1台のフォードのUSパトカーのオーナーに声をかけてみた。
東京都から参加のオーナー氏の愛車は、1999年式のフォード・クラウンビクトリアがベースのパトロールカー。
1999年式フォード・クラウンビクトリアのパトロールカー。彼の国の覆面パトカーをベースにしたホンモノのUSパトカー。
アメリカのパトカーのベースになるセダンは日本には正規輸入されていない車両のため、現地で購入し、輸入するしか入手する方法はない。
オーナー氏のクラウンビクトリアは、彼の3代前のオーナーが入手。しかも彼の国で覆面パトカーだったという。つまりホンモノのUSパトカーがベースだというわけだ。
そんなアメリカの覆面パトカーにアメリカ本国のホンモノの回転灯やガンスポットライトなどの装備を装着し、ロスアンゼルス市警(LAPD)の仕様にカスタマイズ。カラーリングやエンブレムはもちろん、車内に搭載するパソコンまでリアルに再現している。
オーナーはUSパトカーマニア。コスまでポリス!
腰にはグロック、心にLAPD。千葉をロサンゼルスに変える男の「制服」
「アメリカのポリス映画が大好き」というオーナー氏は、「特にロス市警が舞台の『エンド・オブ・ウォッチ』という作品が大好きで、このクラウンビクトリアのパトカーもロス市警の仕様にしました」とにこやかに。
左右のフロントドアにはロスアンゼルス市警のエンブレムと「POLICE」のデカールが。下部の数字は車両の識別ナンバーだろうか。
アメリカ本国のホンモノの覆面パトカーがベースということもあって、センターコンソールの各種スイッチや無線機、ノートパソコンを設置する台もしっかり装備。
「日本のパトカーじゃありませんから」
今回のイベントにはロス市警の警察官のコスチュームで参加し、腰には警棒はもとより、拳銃(グロック)も腰から下げるという徹底ぶりだった。
と、ここで少しチキンな筆者としては、これって国内で走っても大丈夫なの?と。
そのあたりを尋ねてみると、
「日本のパトカーではなくアメリカのパトカーなので、このクルマで日本の公道を走るのは法的にも問題はありません。でもクルマがクルマだけに、2、3カ月に1回くらい走行中にパトカーや白バイに停められますね(笑)」とオーナー氏。
公道走行中は、さすがにルーフのパトライトは外しているが、敢えてこういったクルマを普段も使っているオーダー氏のコダワリにも驚くばかりだ。
先にも述べたが、このクラウンビクトリアはフォード車とはいえ日本には正規輸入されている車両ではないため、ディーラーでの整備は難しいという。とはいえ、アメリカ車を得意としたショップや工場は多数あるため、メンテナンスには困っていない、そうだ。
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