
マツダは、MAZDA3、CX-30、CX-5、CX-60、CX-80の5モデルに、ディーゼルエンジン専用の新グレード「XD Drive Edition」などを追加する。新モデルの予約受注は10月9日から開始する。
●まとめ:月刊自家用車編集部
クリーンディーゼルエンジン搭載車の商品強化を図る
今回導入される「XD Drive Edition」は、幅広いニーズに応えるため5モデルすべてに設定される。各モデルともディーゼルターボエンジンを搭載し、黒基調のエクステリアと本革シートで採用することで、スポーティな世界観と力強さ・上質さを強化したグレードになる。
また、CX-60とCX-80には、新グレードとしてXD-HYBRIDやPHEV搭載車で人気の高いタン内装を採用した「XD Premium Sports」も追加。
マツダ3とCX-30は、グレード体系と一部価格の改定を含む商品改良も実施される。
各モデルの商品概要
マツダ3(ファストバック/セダン):グレード体系の変更に加え、機能装備の仕様も変更
マツダ3セダン「XD Drive Edition」
新グレードとして「XD Drive Edition」を追加。装備としてレザーシート(ファストバックは黒革・赤革、セダンは黒革)、ブラックのドアミラーやアルミホイールなどを採用し、スポーティで上質な内外装とした。マツダコネクトの操作性も改善し、「20S/XD S Package (オプション無し車)」を除く全グレードで、10.25インチセンターディスプレイにApple CarPlay/Android Autoのタッチパネル機能を追加。また、グレード体系を変更により「XD/20S Black Selection」など3グレードが廃止されている。新モデルの価格は260万400〜399万7400円(ファストバック)、272万300〜326万5900円(セダン)。
CX-30:1.8Lディーゼル車は、燃料噴射制御の見直しなどにより燃費を改善
CX-30「XD Drive Edition」
黒革・白革のレザーシートやブラックのアルミホイール、ドアミラーなどを採用した「XD Drive Edition」を追加。機能面では、マツダコネクトの操作性を改善し、「XD S Package (オプション無し車)」を除く全グレードで、10.25インチセンターディスプレイにApple CarPlay/Android Autoのタッチパネル機能を追加した。さらに、一部機種の内装色をネイビーブルーからブラックに変更。1.8Lディーゼルエンジン搭載車は、燃料噴射制御の見直しなどにより燃費を改善している。またグレード体系の変更で、「XD Black Selection」が廃止となった。価格は277万2000〜368万5000円。
CX-5:グレード体系を大きく変更
CX-5「XD Drive Edition」
ディーゼルエンジン専用の新グレード「XD Drive Edition」を追加。特徴としては、ピアノブラックのドアミラーや縦基調/ピアノブラックのフロントグリル、ブラッククロームのシグネチャーウィング、19インチブラックメタリック塗装アルミホイールを装備する。グレード体系も変更され、「Retro Sports Edition」と「Field Journey」を廃止。さらに「XD Sports Appearance」の価格も変更されている。価格は281万500〜413万2700円。
CX-60:人気の高いタン内装を採用した新グレード「XD Premium Sports」も追加
CX-60「XD Drive Edition」
ディーゼルエンジン車に「XD Drive Edition」と「XD Drive Edition Nappa Leather Package」を追加。さらに、XD-HYBRIDやPHEV搭載車で人気の高いタン内装を採用した新機種「XD Premium Sports」も追加されている。また、「XD L Package」と「XD Exclusive Mode」が廃止された。価格は326万7000〜646万2500円。
CX-80:「XD」、「XD S Package」、「XD L Package」、「XD Exclusive Mode」を廃止
CX-80「XD Drive Edition」
ディーゼルエンジン車に「XD Drive Edition」と「XD Drive Edition Nappa Leather Package」を追加。また、XD-HYBRIDやPHEV搭載車で人気の高いタン内装(6人乗りセンターコンソール仕様)を採用した新機種「XD Premium Sports」も追加された。また、「XD」、「XD S Package」、「XD L Package」、「XD Exclusive Mode」の4グレードが廃止されている。価格は475万9700〜712万2500円。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(マツダ)
TMS2025で、次期マツダ2のスタディモデルを披露 MAZDA VISION X-COMPACT(マツダ ビジョン クロスコンパクト)は、マツダ2の後継モデルと目されているコンセプトモデル。 もちろ[…]
ホイールベース拡大を感じさせない、巧みなパッケージ設計が光る 2012年に登場した初代CX-5は、魂動デザインとSKYACTIV技術を全面採用した、マツダ社内では6世代商品と呼ばれているシリーズの第一[…]
マツダの世界観を具現化するビジョンモデルが世界初公開される。 出展テーマは「走る歓びは、地球を笑顔にする」 今回の出展テーマは「走る歓びは、地球を笑顔にする」で、技術革新と社会インフラ整備[…]
初期型 NA6CE(1989年) 未知の需要に果敢に挑戦して大ヒットを記録 初代ロードスターこと、「ユーノス・ロードスター(NA系)」が発売されたのは1989年です。年号が昭和から平成に切り替わった年[…]
東洋工業(マツダ)は、戦後復興に貢献した3輪トラックのトップメーカーだった プロ野球チーム広島東洋カープは、かつて野武士集団とも形容された個性的な市民球団だ。その歩みは長く、球団オーナーを務める松田家[…]
最新の関連記事(ニュース)
多様なパワートレーンとプラットフォーム戦略 TMS2025で公開されたトヨタ カローラ コンセプトは、従来の「生活に溶け込んだクルマ」というカローラのイメージを刷新する、低く伸びやかなボンネットと鋭利[…]
日本市場への導入は、2026年夏を予定 「ジャパンモビリティショー2025」のプレスデイの初日となる10月29日、BYDは、EV「RACCO(ラッコ)」のプロトタイプを発表した。これは、日本の軽自動車[…]
軽の常識を破壊!「ブルドッグ」がEVで復活 「Super-ONE(スーパーワン)」を年配のクルマ好きが見たなら、「おっ!ブルドッグだ!」と盛り上がるはずだ。 ブルドッグとは、ハイトパッケージング採用の[…]
30W急速充電対応のシガーチャージャーも投入 発表されたモバイルアクセサリー新製品群は、モバイルアクセサリー市場の拡大と、車両の仕様の変化に伴う車内でのスマートフォン利用増加に対応すべく投入される。 […]
TMS2025で、次期マツダ2のスタディモデルを披露 MAZDA VISION X-COMPACT(マツダ ビジョン クロスコンパクト)は、マツダ2の後継モデルと目されているコンセプトモデル。 もちろ[…]
人気記事ランキング(全体)
役目を終え、数を減らしつつある可動橋。 可動橋とは、橋の下を船などが通る際にパカッと二つに分かれて運行の妨げにならないように動くようなアレのこと。要は「動く橋」のことだ。かつては日本国内にも約80基の[…]
寒くなる季節に増える「猫のエンジンルーム侵入」 気温が下がる季節になると、エンジンルームに入り込む猫の報告が全国で増え始める。猫は暖かく安全な場所を好むため、走行直後のエンジンが発する熱は格好の寝床と[…]
多様なパワートレーンとプラットフォーム戦略 TMS2025で公開されたトヨタ カローラ コンセプトは、従来の「生活に溶け込んだクルマ」というカローラのイメージを刷新する、低く伸びやかなボンネットと鋭利[…]
ホイールベース拡大を感じさせない、巧みなパッケージ設計が光る 2012年に登場した初代CX-5は、魂動デザインとSKYACTIV技術を全面採用した、マツダ社内では6世代商品と呼ばれているシリーズの第一[…]
基本を無視すれば、無用のトラブルを引き起こすことも… 整備作業においてボルトやナットの脱着は避けて通れない基本中の基本の作業。それだけに、ソケットレンチやメガネレンチの使用頻度は必然的に高まる。が、ボ[…]
最新の投稿記事(全体)
右からTOYOTA GAZOO Racing Company プレジデントの高橋智也氏、TGR WRCチャレンジプログラム所属ドライバーの松下拓未氏、柳杭田貫太氏。 「ラリーを文化に!」を続けるための[…]
多様なパワートレーンとプラットフォーム戦略 TMS2025で公開されたトヨタ カローラ コンセプトは、従来の「生活に溶け込んだクルマ」というカローラのイメージを刷新する、低く伸びやかなボンネットと鋭利[…]
日本市場への導入は、2026年夏を予定 「ジャパンモビリティショー2025」のプレスデイの初日となる10月29日、BYDは、EV「RACCO(ラッコ)」のプロトタイプを発表した。これは、日本の軽自動車[…]
NV200バネット Outdoor Black Edition(車体色:サンドベージュ モノトーン) 快適な運転をサポートする機能装備を強化 NV200バネットは、荷物の積み込みが容易な大容量の荷室空[…]
役目を終え、数を減らしつつある可動橋。 可動橋とは、橋の下を船などが通る際にパカッと二つに分かれて運行の妨げにならないように動くようなアレのこと。要は「動く橋」のことだ。かつては日本国内にも約80基の[…]
- 1
- 2



















