ダイハツ工業株式会社は、10月6日に「ジャパンモビリティショー2023」(10月26日から11月5日まで東京ビッグサイトで開催)への出展概要を発表した。「お客様に寄り添い、暮らしを豊かにする」を出展テーマに、歴代のクルマと5台のコンセプトカーを出展する。
●文:月刊自家用車編集部
未来のモビリティ社会における人や暮らしに寄り添う姿を、5つのカタチに表現。働くクルマから「VISION COPEN」まで
ダイハツが出展するコンセプトカーは、未来のモビリティ社会における人や暮らしに寄り添う姿を、5つのカタチにして表現したもの。コンセプトカーすべてに通ずるクルマづくりの概念として、スタイリングを優先するのではなくクルマを構成するすべての部位に対し、ユーザーの使い勝手、機能性、拡張性といった目線でゼロから向き合ったという。その結果誕生したのが、以下の5台のコンセプトカーだ。
ライフステージに合わせてスタイルや楽しみ方を変えることができるサステナブルな軽自動車「me:MO」。使いやすさなど働くクルマの原点を追求。多様な働き方や用途に対応する未来の軽商用車である「UNIFORM Truck」と「UNIFORM Cargo」。オープンエアの心地よさを散歩に出かけるような手軽さで楽しめ、日常にスローな価値を生み出すという「OSANPO」。さらに、2シーターオープン「コペン」の気軽さはそのままに、走る喜びと楽しさを追求した「VISION COPEN」の5台を出展する。
■「me:MO(ミーモ)」
根本的なクルマの造り方から変え、必要十分な機能で構築・モジュール化した内外装部品の構造で、デザインだけでなく車両形態の変更も可能にし、ユーザーのライフステージや用途の変化に対応して長く利用できるサステナブルな軽乗用BEV。
・主要諸元:全長×全幅×全高 2955mm×1475mm×1590mm ホイールベース 1985mm
■「UNIFORM Truck(ユニフォーム トラック)」/「UNIFORM Cargo(ユニフォーム カーゴ)」
移動店舗などとして使いやすいBEVならではの外部給電機能や「UNIFORM Truck」に積載する未来の「Nibako」も設定。フラットで凹凸の少ないキャビンや荷室は使いやすく、清掃しやすいのが特徴。着脱可能な内外装パーツを採用しており、多様な働き方や多彩なプライベートシーンに対応する。
・主要諸元:(トラック)全長×全幅×全高 3395mm×1475mm×1885mm ホイールベース 1900mm
(カーゴ) 全長×全幅×全高 3395mm×1475mm×1920mm ホイールベース 2450mm
■「OSANPO(オサンポ)」
少し高めの車高を採用したコンパクトオープン。BEVの特性でる圧倒的な静粛性を持ち、開放的な居住空間で自然の中をお散歩気分で歩いていけるような、ゆったりとした楽しさを提案する。日常にスローな価値を生み出す軽乗用BEVだ。
・主要諸元:全長×全幅×全高 3395mm×1475mm×1330mm ホイールベース 2440mm
■「VISION COPEN(ビジョン コペン)」
「コペン」の気軽さをそのままに走る喜びと楽しさを追求したコンセプトモデル。スタイリングは初代「コペン」を彷彿させるもので、電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」を継承しながら、なんと! FRレイアウトとCN(カーボンニュートラル)燃料の活用を見据えた内燃機関を組み合わせる、としている。軽自動車サイズではない、走る楽しさを極めた新たな小型オープンスポーツを提案する。
・主要諸元:全長×全幅×全高 3835mm×1695mm×1265mm ホイールベース 2415mm 排気量 1300cc
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