
●文:月刊自家用車編集部
納期と条件が揃った奇跡のタイミング
ともにホンダのコンパクトSUVだが、ヴェゼルはハイブリッド車が中心、WR-Vはガソリン車のFFモデルのみ。価格もWR−Vは200万〜250万円、ヴェゼルは300〜350万円を中心価格帯とすることで、上手に差別化している。
ただ、安全運転支援機能のホンダセンシングはともに標準装着され、ボディのサイズ感はほぼ同じと、使い勝手の面では共通する部分が多い。
いまコンパクトSUVを検討するユーザーにとって、ハイブリッド車の「ヴェゼル」とガソリン車の「WR-V」は、値引き条件と納期の両面において極めて魅力的な選択肢となっている。
ヴェゼルは売れ筋グレードの全長が4340mmに収まるコンパクトSUV。水平基調の外観は視界面でもメリットがあり、運転しやすい魅力がある。価格は275万8800〜396万8800円。
ヴェゼルは、待たずに、安く、上質な1台が狙える
HONDA
ヴェゼル
車両本体目標値引き:25万円
納期の目安:1~2か月(HEV)6~8か月(ガソリン)
リセール予想:B-
洗練された都市型SUVの代名詞であるヴェゼルは、発売から年月を経たこともあって、商談交渉の余地が大きく広がっている。
定評のあるe:HEVモデルは、優れた燃費性能と静粛性、そして上質なインテリアで高い満足度を誇るが、セールスの現場では、競合他車とのシェア争いが激化。販売店では「思い切った値引きを出さなければ選んでもらえない」という危機感が強く、車両本体と付属品を合わせた値引き合計が30万円、在庫車であれば40万円を超えるケースも報告されている。
納期の面でもe:HEV車なら1か月から2か月程度と、一時期の長納期が嘘のようなスピード納車が可能。ホンダの人気モデルを好条件で手に入れられる絶好のタイミングだ。
WR-Vは、競合モデルも充実。商談のやり甲斐があるクルマ
HONDA
WR-V
車両本体目標値引き:25万円
納期の目安:2~4か月
リセール予想:B-
一方、コストパフォーマンスを求める向きから、WR-Vは大きな注目を集めている。インド生産の輸入モデルだが、無骨で力強いSUVらしい外観と、クラスを超えた広大な室内空間を両立させた実力派だ。
ガソリン車特有の軽快なハンドリングと、1.5リッターエンジンによる必要十分な動力性能は、日常使いからアウトドアまで幅広く対応してくれる。
ヴェゼルよりも登場時期は遅いモデルだが、トヨタ・ヤリスクロスのガソリン車と価格帯が近く、競合がさせやすい。
「トヨタは納期の遅れを値引きでカバーしてくれる」といった交渉材料をぶつけることで、好条件を引き出しやすくなる。付属品込みで27万円から28万円、大台の30万円を超えれば特上クラスの条件と言えるだろう。こちらも納期は2か月から4か月と安定しており、納車を待つストレスが少ないのも大きな利点だ。
どちらを選んでも、買い手にとって追い風。経営母体の異なるホンダディーラー同士を競合させる「同士討ち」もしやすいなど、さらなる上積みを狙うことが容易なことも嬉しいポイントだ。
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