
●文:月刊自家用車編集部
モデル概要:街乗りもレジャーもこなす大人気軽クロスオーバー
軽ワゴンタイプの広い室内空間とSUVの走破性を融合させた軽クロスオーバーとして、2014年の初代登場以来ベストセラーを続ける「ハスラー」。2020年に登場した2代目となる現行型は、「もっと遊べる!もっとワクワク!!もっとアクティブな軽クロスオーバー」をコンセプトに、スクエアで力強いデザインや快適なパッケージング、先進の安全性能を高次元で融合させている。
現行型では全車マイルドハイブリッド仕様とし、NA(自然吸気)エンジンとターボエンジンを設定。4WD車にはスノーモードやグリップコントロールなどの走破性を高める機能を標準装備し、アウトドア派から日常使いまで幅広い層のニーズに対応。2024年の「タフワイルド」新設定や、2026年5月の「デュアルセンサーブレーキサポートII」および「電動パーキングブレーキ」の採用など、絶え間ない改良で魅力を磨き続けている。
主要諸元(ハスラー タフワイルド ターボ 4WD)※2024年モデル
●全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1680 ●ホイールベース(mm):2460 ●最低地上高(mm):180 ●車両重量(kg):890 ●乗車定員:4名 ●パワーユニット:658cc直3DOHCターボ(64PS/10.0kg-m)+モーター(2.3kW/50Nm)●トランスミッション:CVT ●WLTCモード総合燃費:20.8km/L ●ブレーキ:ベンチレーテッドディスク(F)リーディングトレーリング(R) ●サスペンション:マクファーソンストラット式(F)I.L.T(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)式(R) ●タイヤ:165/60R15
スタイリング&パッケージ:個性溢れるデザインと取り回しの良さを高次元で両立
エクステリアは、一目でハスラーと分かるアイコンである丸型ヘッドランプとスクエア基調のフォルムを踏襲しつつ、フードを持ち上げて厚みを持たせることでタフさと力強さを強調。ピラーをボディー同色として頑丈なイメージを持たせたほか、リヤクォーターガラスを新たに設けることで広い視界と室内空間の広がり感を創出した。また、遊び心あふれる多彩な2トーンカラーやモノトーンカラーの展開も特徴だ。
新世代プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用したパッケージングは、前世代に対してホイールベースを35mm延長し、特に後席乗員の足元空間や前席の左右間隔を大きく拡大。アプローチアングルとデパーチャーアングルを拡大することでSUVとしての走破性を高めつつ、最小回転半径4.6mという軽自動車ならではの取り回しの良さを両立している。
さらに、アグレッシブなスタイルを好むユーザー向けに、専用フロントグリルやブラック加飾、ルーフレールを備えた「ハスラー タフワイルド」も設定されている。
専用のメッキフロントグリルやブラック塗装のドアミラー、ドアハンドルを装備。ルーフレールも標準装備で、アクティブなレジャーシーンに最適な一台。
軽規格枠いっぱいの全長3395mm・全幅1475mmに、全高1680mmと2460mmのホイールベースを組み合わせたプロポーション。180mmの最低地上高と高いアイポイントで、優れた取り回しと見晴らしの良さも美点のひとつ。
キャビン&装備機能:アウトドアで真価を発揮する、タフで使い勝手抜群の空間を実現
インテリアは、「タフで機能的」かつ「遊び心」を感じさせるデザインを採用。インパネ周りには力強い骨格を感じさせるカラーガーニッシュを配し、アクティブな世界観を演出している。荷室背面やラゲッジフロアには汚れを拭き取りやすい素材を採用したほか、取り外して洗えるラゲッジアンダーボックスを装備するなど、アウトドアやレジャーでの実用性を徹底的に追求していることもハスラーの大きな特徴のひとつ。
インフォテインメントや快適装備の面では、9インチHDディスプレイを標準またはメーカーオプション設定として用意。視認性に優れるメーター液晶ディスプレイやスマートフォン連携機能、コネクティッドサービス「スズキコネクト」に対応するほか、上級グレードには「ナノイー X」搭載フルオートエアコンや360°プレミアムUV&IRカットガラス、USB電源ソケット(Type-A/Type-C)が装備されるなど、充実の室内空間を楽しむことができる。
安全装備の面でも進化が著しく、最新仕様では夜間の歩行者検知に対応する「デュアルセンサーブレーキサポートII」までアップグレード済み。ほかにも全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)や車線維持支援機能に加え、スズキ軽初の「ブラインドスポットモニター」「リヤクロストラフィックアラート」、さらには「電動パーキングブレーキ(ブレーキホールド付)」を標準装備化するなど、軽自動車の枠を超えた高度な運転支援と快適性を備えている。
3つの大きなプロテクター風枠が並ぶ、個性的で骨太な3連インパネガーニッシュデザイン。上下の太いバーで挟み込む立体的な造形と力強いスクエア基調のラインが、タフで道具感あふれるコックピットを演出する。
タフな道具感を強調するインパネ造形と調和する、シンプルながらホールド性の高さを感じさせるフロントシート。
左右独立して前後にスライド可能な分割リヤシート。荷室側からもスムーズに操作でき、荷物の量や乗員の体格に応じたスペースアレンジが自由自在。
荷室側からスライドや格納がスムーズに行える使い勝手の良さが魅力。後席を倒せば広大なフラット空間が出現し、レジャー用品を思いのまま積載可能。防汚仕様のフロアでアクティブな趣味を強力にサポート。
パワートレーン:全車マイルドハイブリッド搭載で走りと低燃費を両立
パワートレーンは、街乗りでの扱いやすさと高い環境性能を両立したNA(自然吸気)エンジンと、ゆとりある動力性能を発揮するターボエンジンの2種類をラインナップ。全車にモーター機能付発電機(ISG)と専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせた「マイルドハイブリッド」を搭載。減速時のエネルギーを利用して発電&充電を行い、減速後の再発進時や加速時にモーターでエンジンをアシストすることで、スムーズな走りと優れた燃費性能を両立している。
NA車には、1気筒あたり2つのインジェクターで燃料を微粒子化する「デュアルインジェクションシステム」や「クールドEGR」を採用したR06D型エンジンを搭載。新開発CVTとの組み合わせにより、低速から中高速域までの実用速度域で軽快な走りと優れた省燃費性を高次元でバランスさせている。一方のターボ車には、高速道路や力強い加速が求められるシーンでも頼もしい出力特性を持つR06A型ターボエンジンを採用する。
プラットフォームには軽量で高剛性な「HEARTECT(ハーテクト)」を採用。ボディーの環状骨格構造や構造用接着剤の活用により高剛性化を図り、優れた操縦安定性と重厚でしなやかな乗り心地を実現している。
駆動方式は2WD(FF)のほか4WDも設定。4WD車には、雪道や滑りやすい路面での発進・走行をサポートする「スノーモード」、ぬかるみ等での空転を抑えて発進を補助する「グリップコントロール」、急な下り坂で車速を約7km/hに維持する「ヒルディセントコントロール」を標準装備することで、軽クロスオーバーを名乗るにふさわしい走破性も備えている。最新仕様ではアクティブコーナリングサポートなどの、ハンドリング性能や操縦安定性を向上させる制御システムも追加されるなど、絶えず熟成も図られている。
ISGによるアシストを備えたマイルドハイブリッドターボは、街乗りから高速走行まで軽快な走破力を発揮。
モデル変遷
【2020年1月:フルモデルチェンジ】2代目へ刷新。デザインと走破性を進化させ、全車マイルドハイブリッドモデルとして登場
「もっと遊べる!もっとワクワク!!もっとアクティブな軽クロスオーバー」をコンセプトに、2代目へとフルモデルチェンジを実施。ひと目でハスラーと分かるデザインを継承しつつ、スクエア感を強調した力強いスタイルへと進化。新世代プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用することで、ホイールベースを35mm延長し、室内空間を拡大している。
パワートレーンは、NA車は新開発のR06D型NAエンジン、ターボ車はR06A型ターボエンジンをラインナップ。両タイプともマイルドハイブリッドが組み合わされる。また安全装備は「デュアルカメラブレーキサポート」や「後退時ブレーキサポート」に加え、ターボ車にはスズキ軽初の全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)と車線逸脱抑制機能を設定することで、先代よりも大幅に強化されている。
ハスラー HYBRID Xターボ
| ●ハスラー グレードバリエーション&価格【2020年1月モデル】 | ||
| パワートレーン | グレード【トランスミッション】 | 価格【2WD/4WD】 |
| 0.66L 直3DOHC+モーター | HYBRID G【CVT】 | 136万5100円/149万9300円 |
| HYBRID X【CVT】 | 151万8000円/165万2200円 | |
| 0.66L 直3DOHCターボ+モーター | HYBRID Gターボ【CVT】 | 145万9700円/159万3900円 |
| HYBRID Xターボ【CVT】 | 161万2600円/174万6800円 | |
【2020年11月:特別仕様車】洗練されたスタイルと上質な内装の「J STYLE」登場
HYBRID XおよびHYBRID Xターボをベースとした特別仕様車「J STYLE」を設定。ルーフレールや専用メッキフロントグリル、フロントフードの「HUSTLER」アルファベットエンブレム、スチールシルバーメタリックのバンパーガーニッシュを採用し、外観の洗練度を高めた。インテリアにはブルーイッシュシルバーのアクセントやレザー調×ファブリックの専用シート表皮を採用。さらに「ナノイー」搭載フルオートエアコンや360°プレミアムUV&IRカットガラスを特別装備することで、快適性を向上させている。
ハスラー 特別仕様車 「J STYLE」
| パワートレーン | グレード【トランスミッション】 | 価格【2WD/4WD】 |
| 0.66L 直3DOHC+モーター | 特別仕様車 Jスタイル | 159万5000円/172万9200円 |
| 0.66L 直3DOHCターボ+モーター | 特別仕様車 Jスタイル ターボ | 168万9600円/182万3800円 |
【2022年5月:一部仕様変更】運転支援機能を全車標準化。特別仕様車「J STYLE II」を設定
一部仕様変更を実施し、従来ターボ車のみだった「アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付]」と「車線逸脱抑制機能」をハスラー全車に標準装備した。また、全方位モニター用カメラ装着車には「すれ違い支援機能」を追加したほか、HYBRID GターボへのLEDヘッドランプ標準化、HYBRID XシリーズへのUSB電源ソケットや時間調整付間欠ワイパーの追加など機能装備の強化も図られている。ほかには2トーン仕様車のバンパーガーニッシュをルーフ同色に変更している。
さらに特別仕様車「J STYLE」が「J STYLE II」へと刷新。専用メッキフロントグリルやHUSTLERアルファベットエンブレム、チタニウムグレーのインパネカラーガーニッシュなどの専用装備を採用することで、力強さと上質さを兼ね備えた外観&内装に仕上げられている。装備面では、スズキ初となる「ナノイー X」搭載フルオートエアコンを採用したほか、チタニウムグレーのインテリア加飾やウッディブラウン2トーンなどの専用色も設定されている。
ハスラー 特別仕様車「J STYLEⅡ」
| ●ハスラー グレードバリエーション&価格【2022年5月モデル】 | ||
| パワートレーン | グレード【トランスミッション】 | 価格【2WD/4WD】 |
| 0.66L 直3DOHC+モーター | HYBRID G【CVT】 | 138万7100円/152万1300円 |
| HYBRID X【CVT】 | 153万8900円/167万3100円 | |
| J STYLE II【CVT】 | 162万1400円/175万5600円 | |
| 0.66L 直3DOHCターボ+モーター | HYBRID Gターボ【CVT】 | 152万200円/165万4400円 |
| HYBRID Xターボ【CVT】 | 163万9000円/177万3200円 | |
| J STYLE II ターボ【CVT】 | 169万9500円/183万3700円 | |
【2024年5月:一部仕様変更】「スズキコネクト」に対応。特別仕様車「タフワイルド」を新設定
全車でLEDヘッドランプを標準装備化し、コネクテッドサービス「スズキコネクト」に対応。HYBRID X/HYBRID Xターボには「ナノイー X」搭載フルオートエアコンや360°プレミアムUV&IRカットガラス、USB電源ソケット(Type-A/Type-C)を採用し、外観にはHUSTLERアルファベットエンブレムやメッキガーニッシュを施すなど質感を高めている。
また、従来の「J STYLE」シリーズに代わり、新たに「ハスラー タフワイルド」を設定。専用フロントグリルやメッキバンパーガーニッシュ、ブラックメタリックの15インチアルミホイール、ルーフレールを装着するほか、インテリアには撥水加工を施したカーキステッチのファブリックシートやマットカーキのインパネガーニッシュを採用。よりアクティブな世界観を前面に押し出したモデルとなっている。
ハスラー タフワイルド
| ●ハスラー グレードバリエーション&価格【2024年5月モデル】 | ||
| パワートレーン | グレード【トランスミッション】 | 価格【2WD/4WD】 |
| 0.66L 直3DOHC+モーター | HYBRID G【CVT】 | 151万8000円/165万2200円 |
| HYBRID X【CVT】 | 167万2000円/180万6200円 | |
| タフワイルド【CVT】 | 176万円/189万4200円 | |
| 0.66L 直3DOHCターボ+モーター | HYBRID Gターボ【CVT】 | 159万6100円/173万300円 |
| HYBRID Xターボ【CVT】 | 175万100円/188万4300円 | |
| タフワイルドターボ【CVT】 | 183万8100円/197万2300円 | |
【2026年5月:一部仕様変更】「デュアルセンサーブレーキサポートII」&EPB採用で安全先進装備を大幅進化
先進安全装備および快適機能を大幅に刷新。予防安全パッケージが「デュアルセンサーブレーキサポートII」に進化し、交差点検知に対応したほか、スズキ軽自動車初となる「ブラインドスポットモニター」および「リヤクロストラフィックアラート」を全車標準装備とした。さらに「電動パーキングブレーキ(ブレーキホールド付)」や車線維持支援機能も全車に標準化され、ACCの使い勝手と安全性が大きく向上している。
デザイン面では「ハスラー」のフロントグリルをヘッドランプとつなげた逆台形デザインに変更し、蛍光イエローのアクセントを追加。「タフワイルド」にはブロック形状のフロントグリルと「SUZUKI」アルファベットエンブレムを採用し、存在感を強めている。交差点での右左折後の自然なハンドル戻りや、高速道路でのステアリング応答性を向上し、よりスムーズな車両コントロールを実現。アクティブコーナリングサポートの採用などで足回りやステアリングのチューニングも見直され、旋回性や高速走行時の安定性や操縦性が高められている。
ハスラー HYBRID X
ハスラー タフワイルド
| ●ハスラー グレードバリエーション&価格【2026年5月モデル】 | ||
| パワートレーン | グレード【トランスミッション】 | 価格【2WD/4WD】 |
| 0.66L 直3 DOHC+モーター | HYBRID G【CVT】 | 159万9400円/173万3600円 |
| HYBRID X【CVT】 | 175万8900円/189万3100円 | |
| タフワイルド【CVT】 | 183万5900円/197万100円 | |
| 0.66L 直3 DOHCターボ+モーター | HYBRID Xターボ【CVT】 | 183万7000円/197万1200円 |
| タフワイルドターボ【CVT】 | 191万4000円/204万8200円 | |
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