
●文:月刊自家用車編集部
カローラスポーツ:モデル概要〈新世代の走りを楽しめる、最新カローラハッチバック〉
“新世代ベーシック”として位置づけられる12代目カローラシリーズの中で、カローラスポーツは最初に登場したモデルになる。通信連携機能を充実させた初代コネクティッドカーの役割を担っており、車載通信機DCMを全車に標準搭載。遠隔で走行アドバイスや車両診断を受けられる「eケアサービス」や「LINEマイカーアカウント」をはじめとしたコネクティッド機能も搭載している。
カローラスポーツは、その名のとおりスポーティーな“デザイン”にこだわっており、“走り”の質を向上させるため、世界5大陸で延べ100万キロの走行試験を実施。その結果、“走る喜び”を感じられるクルマに仕上げられている。
プラットフォームはTNGAを採用。トレッドを拡大させることでタイヤを外側に出したり、低く抑えたフロントフード、アッパーグリルから連続する切れ長のヘッドランプデザインを採用したことで、よりワイド&ローを強調。サイドからリヤにかけては、ダイナミックな造形と躍動感あふれるスポーティシルエットに仕上げている。
パワートレーンは、1.8Lハイブリッド車と1.2L直噴ターボ車を用意。足まわりはフロントにマクファーソンストラット式、リヤにダブルウィッシュボーン式を採用している。新開発のショックアブソーバーは、オイルや構成部品などの組み合わせを約600パターンに及ぶ走行試験を行ったもので、上質な乗り心地と操舵応答性を高次元で両立している。
また上級設定のサスペンションとして、リニアソレノイド式AVSをトヨタブランドFF車として国内初採用している。このAVSは路面や走行状況に応じて瞬時に4輪それぞれの減衰力を切り替える機能を持つため、幅広い路面状況で高級車並みの快適な走りを実現している。なお、ガソリン車には、スーパーCVT-i(10速スポーツシーケンシャルシフトマチック)を採用することで、よりスポーツ志向を高めている。
カローラスポーツ:スタイリング&パッケージ
メリハリを効かせたスポーティーなデザインだが、C-HRほど尖ったイメージを持たせていないことが妙味。カローラの名を冠しているが、実質的にはオーリスの後継に相当するモデルになる。
【TOYOTA COROLLA SPORT HYBRID G”Z” 2WD(2018年6月モデル)】 ●全長×全幅×全高(mm):4375×1790×1460 ●ホイールベース(mm):2640 ●車両重量(kg):1400 ●乗車定員:5名 ●パワーユニット:1797cc直4DOHC(98ps/14.5kg-m)+モーター(53kW/163Nm) ●トランスミッション:電気式CVT ●WLTCモード総合燃費:25.6km/L ●ブレーキ:ベンチレーテッドディスク(F)/ディスク(R) ●サスペンション:マクファーソンストラット式(F)/ダブルウィッシュボーン式(R) ●タイヤ:225/40R18
カローラスポーツ:インパネ内装&シート
キャビンレイアウトはカローラ系と共通だが、スパルタンなイメージを強めた内装加飾や、身体をしっかり支えるスポーツシートなどでスポーティーなイメージも追求。
撮影車はHYBRID G”Z” 。
カローラスポーツ:パワートレーン
最新ハイブリッドや贅沢なサスペンションを搭載するなど、カローラシリーズの中では上級設定に位置する。スポーツを名乗るものの、どちらかというと快適な高速走行が堪能できる、良質なツーリングモデルだ。
カローラスポーツ:モデル変遷
【2018年6月:初期型】12代目カローラシリーズとして登場。シリーズでもっとも最初に発売されたモデル
パワートレーンは1.2Lガソリンターボ車と1.8Lハイブリッド車を選択可能。駆動方式はガソリン車がFFと4WD、ハイブリッド車はFFが用意されている。ガソリン車は6速MT車も設定されている。グレードはガソリン車もハイブリッド車も3タイプが用意される。当時の月販目標台数は2300台とされていた。
| ●カローラスポーツ グレードバリエーション&価格(2018年6月〜) | ||
| パワートレーン | グレード【トランスミッション】 | 価格【2WD/4WD】 |
| 1196cc直4DOHCターボ 116ps/18.9kg-m | G”X”【6速MT】 | 210万6000円/− |
| G”X”【CVT】 | 213万8400円/233万2800円 | |
| G【6速MT】 | 222万4800円/− | |
| G【CVT】 | 225万7200円/245万1600円 | |
| G”Z”【6速MT】 | 238万6800円/− | |
| G”Z”【CVT】 | 241万9200円/261万3600円 | |
| 1797cc直4DOHC 98ps/14.5kg-m + モーター 72kW/185Nm | ハイブリッドG”X” | 241万9200円/− |
| ハイブリッドG | 252万7200円/− | |
| ハイブリッドG”Z” | 268万9200円/− | |
導入当初は1.2Lガソリンターボ車と1.8Lハイブリッド車を選ぶことが可能だった。ガソリン車には6速MT仕様も用意されている。
【2019年9月:一部改良】サスペンションの最適化を含む小変更を実施
外板色にエモーショナルレッドIIを新たに設定。さらにブラックルーフとの組合せのツートーンを、G“Z”とGグレードに全3色オプション設定された。内装は本革シートに内装色ブラックを追加(G“Z”にオプション)。サスペンションの最適化も図られている。
【2020年6月:一部改良】特別仕様車 G“Style Package”/HYBRID G“Style Package”を設定
特別仕様車 G“Style Package”/HYBRID G“Style Package”は、GおよびHYBRID Gをベースに、ブラック塗装の16インチ専用アルミホイール/Bi-Beam LEDヘッドランプ/LEDデイライト/LEDフロントフォグランプなどを特別装備。さらに、フロントロアグリルのフレーム部にサテンクロムメッキ、リヤバンパーにクロムメッキ加飾を施すことで、より精悍なスタイルを実現している。
HYBRID G“Style Package”
内装は、ファブリックの快適性と革の質感を合わせ持つレザテック®と合成皮革を組み合わせた、ブラックの専用シート表皮を採用したスポーティーシート、高精細の7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを特別装備。
同時に、カローラ スポーツ全車の一部改良も実施。外板色に新色のグレーメタリックとプラチナホワイトパールマイカを設定。あわせて、新色とアティチュードブラックマイカを組み合わせたツートーンを設定した。さらに、一部グレードに快適性を高めるシートヒーターを標準装備した。
【2021年7月:一部改良】一部改良を実施。外板色に新規開発色エモーショナルレッドIIIを採用
ボディカラーにエモーショナルレッドIIIを新たに採用。
写真はカローラスポーツ HYBRID G“Z”
【2021年11月:特別仕様車追加】カローラシリーズ、グローバル累計販売5000万台達成記念の特別仕様車を設定
カローラ スポーツに、カローラシリーズのグローバル累計販売5000万台を記念した特別仕様車 HYBRID G“Style 50 Million Edition”(ベース車 : HYBRID G)を設定。
新たに設定したスレートグレーメタリック/アーミーロックメタリック/プレシャスメタルなどの各車特別色を採用。アルミホイールはマットブラック塗装。
フロントフェンダー左右に“50 Million Edition”専用ロゴデカール、運転席に除電スタビライジングプラスシート(ドライバーと周辺に溜まっている静電気をボディ全体に分散させて帯電量を軽減し、安定した車両挙動に貢献)を配置。ほかにも9インチディスプレイオーディオやブラインドスポットモニター+パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)を特別装備する。価格は283万円。
【2022年10月:一部改良】ガソリン車のエンジンを2Lユニットに変更
ハイブリッド車は、すべての電動モジュールを刷新した1.8Lハイブリッドシステムを採用。ガソリン車は従来の1.2Lターボから2Lダイナミックフォースエンジン(NA)に変更。優れた燃費性能と走りの楽しさを追求している。
ガソリン車のエンジンが、従来の1.2Lターボから2LのNAに変更された。撮影車両はG”Z”。
トヨタセーフティセンスも、プリクラッシュセーフティに交差点右折時の対向直進車および右左折時の対向方向から横断してくる歩行者を検知する機能を追加。運転状況に応じたリスクの先読みを行い、歩行者/自転車/駐車車両に近づきすぎないよう、ドライバーのステアリング/ブレーキ操作をサポートするプロアクティブドライビングアシストも追加された。
車載ITもコネクティッドナビに対応した8インチのディスプレイオーディオと10.5インチのディスプレイオーディオPlus(車載ナビ機能付)を設定。スマホアプリApple CarPlayはワイヤレスで利用可能に。
【2024年4月:最新型】一部改良を実施。上級グレードの安全装備を強化
G”Z”グレードに、ブラインドスポットモニター(BSM)+パーキングサポートブレーキ(前後方静止物+後方接近車両)とナノイーXを標準設定。新型プリウスと同機能のデジタルキーをG”Z’グレードにメーカーオプション設定した。
カローラスポーツ:最新値引き&納期情報(2024年9月現在)
- 車両本体目標値引き額:23万円
- 納期の目安:4~6か月
- リセール予想:C
4月に一部改良を実施したが、値引きの引き締め傾向は限定的なものに留まっている。車両と付属品の合計値引きは25万円前後が合格ライン。大都市部なら30万円の大台も狙うことが可能だ。納車に関してはガソリン車は4か月〜、ハイブリッド車は5か月〜が目安。
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