マツダは、北米事業を統括する「マツダノースアメリカンオペレーションズ(Mazda North American Operations)」が新型クロスオーバーSUV「MAZDA CX-70(マツダ シーエックスセブンティ)」を初公開したことを発表した。米国とカナダにおいて、今春の発売を予定している。
●まとめ:月刊自家用車編集部
ハイブリッドモデルを中心に販売シェア拡大を狙う
北米で発表されたCX-70は、2列シートのミッドサイズのクロスオーバーSUV。FRレイアウトを採用するラージ商品群のモデルで、第1弾の「MAZDA CX-60」(導入市場:欧州、日本、その他)、第2弾の「MAZDA CX-90」(導入市場:北米、その他)に続く、第3弾モデルとして市販化される。米国とカナダで今春の発売を予定しており、その後はメキシコとオーストラリアでの導入もアナウンスされている。
グレード構成は不明だが、全てのモデルにプラグインハイブリッドシステム、もしくはM Hybrid Boost(48Vマイルドハイブリッドシステム)といった、最新の電動技術が組み込まれることも特徴。
マツダは、新世代技術を盛り込んだミッドクラスSUVを投入することで、需要が堅調なSUVラインアップの拡充を図るほか、北米におけるビジネス成長とブランド向上をさらに高める格好だ。
CX-70の概要について
コンセプトは「Passion Pursuer(情熱の探求者)」。好きなことや興味があることへの挑戦を楽しむ、前向きで活動的なユーザーの嗜好に合わせたスポーティなデザイン、ゆとりある実用的な荷室空間を備えている。
デザインにおいては、デザインテーマ「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」にもとづき、生命感を表現。また、力強い造形の前後バンパー、新デザインの 21 インチアルミホイール、各所に施された黒色パーツが特徴的なエクステリア。加えて、鮮やかさと深みをあわせもつ赤系色のバーガンディを基調としたインテリアを採用し、アクティブなライフスタイルを表現している。
荷室空間には、後方開口部からスイッチ操作で2列目シートを倒すことができる、電気式のリモートフォールド機能を採用。また、2列目シート折畳み時でもリヤの掃き出し口からフラットになる床面や、常備品などを入れる三つの床下収納スペースなど、活動的なお客さまをサポートする機能を備えている。
安全性能では、最新の「クルージング&トラフィック・サポート(CTS)緊急停止支援機能付」を採用。CTSの使用時、手放し運転やドライバーの閉眼や脇見を検出した場合に、ドライバーへの注意喚起を段階的に行う機能が追加。注意喚起をしてもドライバーの状態に変化がない場合は、車両の減速・停止を支援し事故時の被害軽減を図る機能を備えている。
パワートレーンは、3.3L直列6気筒ガソリンエンジン(ターボチャージャー付)にM Hybrid Boost を組み合わせた「e-SKYACTIV G3.3」と、2.5L直列4気筒ガソリンエンジンと電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステム「e-SKYACIV PHEV」の2種類を用意。後輪駆動ベースの新世代アーキテクチャーとの組み合わせにより、意のままにクルマを操る愉しさと優れた環境性能の両立を目指している。
5000lbsのけん引能力、1500W給電機能を持つ、トレーラーの連結をサポートする「トレーラーヒッチビュー」を装備。
※2024年1月31日11時30分に写真を追加しました。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(マツダ)
「ガス喰い」と呼ばれたロータリーエンジンの不死鳥の如き闘い 自由の国、アメリカは、時に油断も隙もない国でもある。オイルショック直後の1973年秋にEPA(合衆国環境保護局)が発表したロータリーエンジン[…]
トヨタ カローラレビン/スプリンタートレノ[AE86] 生産期間:1983年5月~1987年4月 カローラレビン 新車時価格:113.3万円〜154.8万円 中古車の価格帯:155万円~1080万円 […]
CX-80の登場によってマツダのプレミアム路線がさらに拡充 CX-60に続きラージ商品群の国内向け第二弾として登場したのが、このCX-80である。ラージ商品群という字面をそのままにとれば車体サイズの大[…]
CX-80のデザインコンセプト デザインコンセプトは「Graceful Toughness」とし、空間の豊かさと優美さを両立した骨格を造り込み、大人の風格とゆとりを感じさせるデザインとなっている。 C[…]
ベース車両はマツダのボンゴバン ベースとなる車両はマツダのボンゴバン。 ボンゴバンは、コンパクトなボディサイズでありながら、広々とした室内空間を持ち、多くのユーザーから支持を得ている。に質のフロア長は[…]
最新の関連記事(SUV)
ジープ・ラングラーの最もハードコアな仕様「ルビコン」が100台限定で復活 「Jeep Wrangler Rubicon(2ドア)」は、ジープ・ラングラーの中で最もハードコアな仕様に仕立てられたモデル。[…]
0-100km/h加速は3.3秒を記録 今回導入される「RS6 Avant GT」は、RS 6 Avant performanceをベースに、シリーズの頂点に君臨するモデルにふさわしい装備を採用してい[…]
所有欲を刺激する、ブラックアクセントと特別なインテリアを採用 GLB 180 Edition Black Stars の特徴 特別外装色に「ナイトブラック(ソリッド)」を採用。通常モデルには設定[…]
エントリーの「TSI Active」にも運転支援システム”Travel Assist”を標準装備 「T-Cross(ティークロス)」が国内導入されたのは2020年。今回導入されるのは、初のマイナーチェ[…]
まずは「BEV」から先行導入。その価格は585万円なり 今回導入された600eは、実質的には従来の500Xの後継となる位置づけだ。そのため、カテゴリーとしては現在最も人気が高いコンパクトSUVに分類さ[…]
人気記事ランキング(全体)
そもそも「GT-R」という名称の由来は? 現在の日産のラインナップの中でも燦然と輝いている「GT-R」。日産の技術力を誇示するスポーツ系車種の頂点として、日産のハイパフォーマンスカーの象徴と言える存在[…]
ホテルより快適かも? トヨタのハイエースがベースのキャンパー ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースはなんと言っても[…]
ベース車両はトヨタのピクシストラック ベースとなる車両はトヨタのピクシストラック。 クラス最大級の荷台の広さを誇る軽トラックだ。広い荷台は、そのまま積載力の高さとなり、国内の第一次産業をはじめ、様々な[…]
豊かになった日本の若者にも受け入れられた、スポーツ性と色気 当時の日本の若者に、初代プレリュードが魅力的に映らなかったのは仕方ない。 今見ると端正なフォルムも、当時のセリカやスカイライン、サバンナRX[…]
ボディコーティングとワックスの違いって? ボディコーティングとワックスは、どちらもクルマの塗装面を保護し美しく保つための手段ですが、その特性や効果には大きな違いがあります。まずは、基本成分の違いに着目[…]
最新の投稿記事(全体)
ジープ・ラングラーの最もハードコアな仕様「ルビコン」が100台限定で復活 「Jeep Wrangler Rubicon(2ドア)」は、ジープ・ラングラーの中で最もハードコアな仕様に仕立てられたモデル。[…]
“救済措置” 「特別転回」って? 救済措置の特別転回とは、誤って高速道路に進入した場合や目的のインターチェンジ(以下IC)を通り過ぎた際に、安全に進路変更できる制度のことです。具体的な利用場面としては[…]
ベース車両は日産のNV200バネット ベースとなる車両は日産のNV200バネット。 荷室が広くカスタムの自由度が高い。一方で、キャラバンより小ぶりなため、運転しやすく駐車スペースで悩むことも少ない。4[…]
「ガス喰い」と呼ばれたロータリーエンジンの不死鳥の如き闘い 自由の国、アメリカは、時に油断も隙もない国でもある。オイルショック直後の1973年秋にEPA(合衆国環境保護局)が発表したロータリーエンジン[…]
キャンペーン対象モデルは、ストラーダ2024年モデルが対象。最新の「つながるナビ」が、おトクに入手できるビックチャンスが到来 今回実施される「ご購入御礼キャンペーン」の対象モデルは、ストラーダのフラッ[…]
- 1
- 2