
本格的な夏が到来し、アクティブなレジャーや家族とのロングドライブを計画している人も多いはず。そんなシーンで大活躍するのがSUVだが、今、特に注目すべきはミドルサイズSUVだ。コンパクトSUVも人気だが、少しだけ予算をプラスするだけで、走行性能、居住性、積載能力、デザイン性において格段にレベルアップした「実力モデル」が手に入る。まさに「コスパが良い」という言葉がぴったりのカテゴリーなのだ。今回は、この夏、間違いない厳選の6台を紹介したい。
●文:月刊自家用車編集部
スバル・フォレスター/価格:404万8000〜459万8000円
S:HEVモデルの追加で、万能タイプに進化
フォレスターは、スバルが長年培ってきたAWD技術と水平対向エンジンの組み合わせにより、どんな道でも安心して走れる高い安定性と走破性を持つことが強み。
特に重心の低い水平対向エンジンの採用は、車両全体のバランスを最適化するという面でメリットが多く、オンロードでもその恩恵は明らか。高めの最低地上高や悪路での走行をサポートする「X-MODE」の搭載は、滑りやすい路面に出会いやすい雪国のユーザーに安心して推せるポイントだ。
今年4月に登場した現行型は、ストロングハイブリッドのS:HEVが用意されたことで、燃費を重視するユーザーにもオススメできる一台に進化している。
フォレスター プレミアム S:HEV EX
トヨタ・ハリアー/価格:371万300〜626万100円
極上インテリアが高く評価さえる、プレミアムSUVの代表モデル
ハリアーは、洗練されたデザインと上質な乗り心地で独自の地位を確立してきた国産プレミアムSUVのパイオニア。
特に高く評価されているのは、一目見た瞬間に心を奪われるエレガントで流麗なエクステリアデザイン。クーペのような美しいルーフラインと、シャープなヘッドライトが特徴的で、街中でも圧倒的な存在感を放っている。
インテリアの方向性も同様で、最上級グレードともなると、本革やウッド調のパネルが巧みに配され、まるで高級ホテルのラウンジにいるかのような上質で居心地の良い空間が楽しめる。ハリアーネスとも称される独自の世界観が楽しめることも、人気を集めている理由だ。
走行性能においては、TNGAプラットフォームの高い剛性と、最適化されたサスペンションにより、しっとりとして落ち着いた乗り心地と、優れた静粛性を実現。ミドルSUVとしてはコンフォート志向寄りのモデルとなる。
特別仕様車のナイトシェードは、ベースとなるZやZ“Leather Package”に対して、ブラックの外装パーツなどの特別装備が追加。価格はベースモデル比で約40万円ほど高くなるが、「ブラック」の個性が加わることで、より特別な存在感を楽しむことができる。
ハリアー Z(PHEV)
トヨタ・RAV4/価格:323万7300〜566万1700円
トヨタが誇る万能SUV。ガソリン車はコスパも性能もかなり優秀
RAV4は、SUVらしい力強さと実用性を高次元で両立した、まさしく「王道」と呼べるミドルサイズSUV。すでに次期型が発表されているが、フルモデルチェンジはまだ先になりそうで、この夏は大幅値引きが期待できるバーゲンセール真っ最中だ。
アグレッシブでタフな印象を与えるエクステリアも魅力の一つだが、高い走破性を持つことも見逃せないストロングポイント。
ガソリン車にはトルクベクタリングAWD、ハイブリッド車にはE-Fourなど、トヨタ独自の先進的な4WDシステムが搭載されており、悪路での安定した走行はもちろん、雪道や雨天時のドライブでも高い安心感を提供してくれる。
広大な荷室は、使い勝手を考慮した設計&拭き取りやすい素材を採用するなど、アウトドアレジャーのアシとしても最適。次期型はガソリン車が廃止される見込みなので、コスパの良いミドルSUVを狙っているならば、RAV4のガソリン車は大いに狙い目だ。
ホンダ・ZR-V/価格:328万4600〜458万2600円
走り自慢のSUVだが、キャビンも見た目以上のゆとりを確保
ZR-Vは、街なかで映える洗練されたデザインと、ホンダ独自のe:HEVが生み出す上質な走りが融合した新世代のSUV。売りは走行性能で、特に主力のe:HEVモデルはモーターを主体としたハイブリッド(e:HEV)を搭載することで、滑らかで力強い加速と静粛性を実現している。
また、スタイリングからは想像しにくいが、広々とした室内空間が確保されていることも特徴のひとつ。前席はもちろん後席の快適性も良好で、ファミリーでの長距離移動でも全員がリラックスして過ごせる美点を持つ。
質の高い内装デザインと使い勝手の良い収納、そして荷物の積み下ろしがしやすい開口部の広いラゲッジスペースなど、細部までしっかりと造り込まれている一台だ。
ZR-V e:HEV Z
マツダ・CX-60/価格:326万7000〜646万2500円
後輪駆動ベースが生む「意のままの走り」で独自の世界をアピール
CX-60は、走りの魅力を前面に押し出したミドルSUV。パワートレーンは、ガソリン、ディーゼルターボ、ハイブリッド、プラグインハイブリッドの4タイプを用意。このクラスでは珍しい直列6気筒ディーゼルエンジンモデルや、後輪駆動ベースのAWDの採用など、走行メカニズムにこだわったSUVが選べることも大きな特徴になる。
デビュー当初からハンドリング志向が強く、サスもかなり硬めな味付けだったが、2025年に実施された改良時に足回りのチューニングを変更。サスチューンはかなり乗り心地寄りに変更されている。
日本の美意識を凝縮したようなエクステリアデザインに加え、ナッパレザーやウッドパネルを贅沢に使用した上質なインテリアが選べることも強みのひとつになっている。
CX-60 XD SP
日産・エクストレイル/価格:360万1400〜475万2000円
タフな外見に秘められた繊細な走り。4WD車は明らかに格上
現行エクストレイルは、歴代から受け継いだ「タフギア」というコンセプトを継承しつつ、最新のe-POWERを搭載することで、優れたパフォーマンスを発揮する電動SUV。
滑らかで力強い加速と、路面状況を問わない圧倒的な安定した走りを武器としているが、なかでも発電用エンジンとモーターのみで走行するe-POWERと、電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」が組み合わされる4WD車の走りは、ミドルSUVの中でもトップクラスの実力を持つ。
広々とした空間が魅力のキャビンは、2列シート仕様に加えて3列シート仕様も選択可能。多人数乗車に対応できることもアドバンテージのひとつだ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ニュース)
左から初代クラウン RS型、トヨタ スポーツ800 UP15型、トヨタ 2000GT MF10L型、スープラ JZA80型、LEXUS LFAの計5台で参加。 初代クラウンからLEXUS LFAまで、[…]
今週末に富士スピードウェイで開催された、S耐24時間レースの会場内でお披露目されたスバル・アセント。日米貿易合意を受けて施行された国土交通省の認定制度の利用を前提に、国内導入の検討が進んでいることが公[…]
「食・癒・泊」の新商業施設 「富士モータースポーツフォレストテラス」は、富士スピードウェイ(西ゲート)そばに誕生した複合商業施設。 富士の美食をバラエティ豊かに楽しめるレストランの「食」、富士山を真正[…]
超電導液体水素ポンプを世界初採用 トヨタは、将来の市販化を見据えて液体水素燃料や燃焼技術などの開発を続けてきたが、今回の富士24時間レースでは、2025年の最終戦で技術公開された「超電導液体水素ポンプ[…]
新型「ナバラ プロ プラグインハイブリッド」と「プリメーラ EV」は、中国から輸出されるという。 フィリピン国際モーターショーで期待の新型を披露 6月4日から開催されているフィリピン国際モーターショー[…]
最新の関連記事(SUV)
今週末に富士スピードウェイで開催された、S耐24時間レースの会場内でお披露目されたスバル・アセント。日米貿易合意を受けて施行された国土交通省の認定制度の利用を前提に、国内導入の検討が進んでいることが公[…]
洗練されたデザインと優れた使い勝手 日産自動車は、本日、米国市場で高い評価を得ているミッドサイズクロスオーバーSUV「ムラーノ」の日本市場への導入を発表し、注文受付もスタートさせた。これは今年2月に国[…]
「北欧の心」を理解する、彼女のライフスタイル フランスと日本の二拠点生活を送り、エシカルな暮らしを発信する杏さん。彼女がXC40に触れて真っ先に口にしたのは、スペックではなく「デザインと実用性の調和」[…]
悪路を制する「刷新されたラダーフレーム」 ランドクルーザーFJは、従来の「300」「70」「250」シリーズに加え、より幅広いユーザー層に「移動の自由」を提供することを目的に開発されたオフローダーモデ[…]
ホイールベース150mm延長が生んだ余裕の骨格 テスラの主力モデルとなるのが、毎年年間120万台ほどを売る、ミッドサイズSUVの「モデルY」だ。 その「モデルY」に新グレードが追加された。それが3列シ[…]
人気記事ランキング(全体)
日本の自動車史に燦然と輝く「未来から来たスポーツカー」 1967年、国産初の量産ロータリーエンジン(RE)搭載車として産声を上げたコスモスポーツは、日本の自動車史にその名を刻む伝説のスポーツカーである[…]
日常使いと車中泊を完璧に両立するジャストサイズ キャンピングカー選びにおいて、多くのファミリー層が直面するのがベース車両のサイズ問題だ。休日のレジャーには大型のキャブコンバージョンが魅力的だが、平日の[…]
ジムニーの収納不足を解決する専用バッグ ジムニー(JB64)、ジムニーシエラ(JB74)、ジムニーノマド(JC74)は、乗る楽しさを満喫できる一方で、ティッシュなどの日用品や車検証の置き場所に困ること[…]
「ダットサン・フェアレディ1600」がベースのスペシャリティクーペ 初代の「シルビア(CSP311型)」が誕生したのは、いまから60年も前の1965年です。型式名が表すように、ダットサン「フェアレディ[…]
予想以上にがんばった新車価格 昨年、イギリスで開催された自動車の祭典「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(Goodwood Festival of Speed)」で、前身の「スーパーEVコン[…]
最新の投稿記事(全体)
市販国内初のDolby Atmos対応ディスプレイオーディオ「DMH-SF1000」 なんといっても見逃せないのはディスプレイオーディオの「DMH-SF1000」だ。市販国内初の「Dolby Atmo[…]
これまでのアイテムの不満を見事に解消するアイテムを発見! 少し古めのモデルに乗っていることもあり、最新の車両が当然のように装備している機能が搭載されていないということが多々ある。その1つが、アンビエン[…]
日常使いと車中泊を完璧に両立するジャストサイズ キャンピングカー選びにおいて、多くのファミリー層が直面するのがベース車両のサイズ問題だ。休日のレジャーには大型のキャブコンバージョンが魅力的だが、平日の[…]
外観はイタリアのカロッツェリア「ヴィニャーレ」が手がけた。ヨーロピアンテイスト溢れる流麗なデザイン 当時の日本車としては群を抜いて洗練された美しいスタイリングだったコンパーノ。その外観はイタリアのカロ[…]
後方からの大逆転劇 2026年6月14日、大観衆が見守るサルト・サーキットで決勝が行われ、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)の7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ニック・デ・フリース[…]
- 1
- 2
























































