
今週、月刊自家用車WEBで最も読まれたクルマ記事は?
2026年8月14日~8月20日に公開された記事をPV数で集計したところ、1位に輝いたのは、45年前に登場したトヨタ「ソアラ」を紹介した記事でした。さらに3位には37年前の日産「フェアレディZ」、4位と5位には軽キャンパーがランクイン。一方、2位には雨の日のバックモニターを見やすくするカー用品の記事が入り、旧車やキャンピングカーだけでなく、日常の「困った」を解決してくれるアイテムにも注目が集まりました。
果たして、今週もっとも読者を惹きつけたソアラの何がスゴかったのでしょうか。今週のランキングを振り返ります。
●文:月刊自家用車編集部
1位 「今見てもやはり美しい…」45年前のトヨタ・ソアラ。日本が世界に誇った“大人のクーペ”
この記事で分かること
45年前に登場した初代ソアラが、なぜ当時の日本では珍しかった「大人のための高級GT」として生まれ、若者の憧れにまでなったのかが分かります。
今週もっとも読まれたのは、1981年に登場したトヨタ「ソアラ」を紹介した記事です。
ソアラといえば、現在でも「美しいクーペ」として語られることの多い名車ですが、その誕生には、当時の日本車としてはかなり大胆な狙いがありました。目指したのは、単なる若者向けのスペシャリティカーではなく、メルセデス・ベンツやBMWといった欧州の高級GTに対抗できる「本物のクーペ」。
専用の足回りや2.8L直列6気筒DOHCエンジンを採用し、最高出力170PS、最高速度200km/hでの高速巡航を目標とするなど、当時のトヨタが本気で世界水準を目指して開発したモデルでした。
さらに、日本初のエレクトロニックディスプレイメーターを採用するなど、デザインだけでなく先進性も大きな魅力。発売当初は富裕層を中心に支持を集め、その後は中古車を求める若者にも人気が広がり、1980年代の「ハイソカーブーム」を象徴する存在へと成長していきます。
Q. なぜ45年前のソアラが今も注目される?
A. 「昔の高級車」というだけではなく、現在の目で見ても通用する美しいデザインと、当時としては先進的だった装備や技術を備えていたからです。初代ソアラは、ロングノーズの美しいシルエットに加え、本木目パネルや高級感のあるインテリア、電子制御エアサスペンションなど、当時としては非常に贅沢な装備を採用していました。
Q. ソアラはなぜ「若者の憧れ」になった?
A. 高級GTとして誕生したソアラが、やがて中古車市場を通じて若い世代にも手が届く存在となり、ハイソカーブームの中心になったためです。
2位 「雨で後ろが全然見えない…」バックモニターの水滴問題を解決するカーメイトのカメラコーティング
この記事で分かること
雨の日にバックカメラやサイドカメラが水滴で見づらくなる原因と、それを手軽に対策できるカーメイト「C108 エクスクリア カメラコーティング」の特徴が分かります。
2位に入ったのは、旧車ではなくカー用品の記事。8月13日から14日にかけては、千葉県で記録的な大雨が発生。各地で猛烈な雨が降り、道路の冠水や車両の被災も発生しました。そんな大雨のあとだけに、「雨の日の運転」「クルマの視界確保」への関心が高まるタイミングでもありました。
夏場に多発するゲリラ豪雨や突然の夕立では、バックカメラやサイドカメラに水滴が付着し、モニターの映像が見づらくなることがあります。特にバック駐車の際には、後方確認がしにくくなり、ヒヤッとすることも。
そんな悩みに対応するのが、カーメイトの「C108 エクスクリア カメラコーティング」です。カメラレンズ専用に開発されたコーティング剤で、レンズ表面に特殊な被膜を形成。水滴がレンズ上で水玉状になるのを防ぎ、雨天時でもクリアな映像を確保しやすくしてくれます。施工方法も比較的シンプルで、きれいにしたレンズ面へ専用クロスで薬液を塗布するだけ。
Q. なぜ今、カメラの水滴対策が注目された?
A. ゲリラ豪雨や突然の雨が増える夏場は、バックカメラの視界が悪化することで駐車時の不安が大きくなるためです。特に夜間の雨では周囲が暗くなるため、カメラ映像の見づらさがさらに気になるケースもあります。記録的な大雨が発生した直後で、雨天時の運転や視界確保を改めて意識するタイミングだったことも、読者の関心につながったと考えられます。
Q. 車種を選ばず使える?
A. 自動車用のカメラレンズの水滴付着防止を用途としており、外装カメラレンズへの施工を想定した製品です。「雨の日にバックモニターが見づらい」という身近な悩みを、手軽な用品で解決できる点が読者の関心を集めたようです。
3位 「美しいデザインは今も色褪せない…」国産車初の280馬力を達成した37年前の日産・フェアレディZ
この記事で分かること
37年前に登場したZ32型フェアレディZが、なぜ280馬力という当時の国産車最高峰の性能と、現在も評価される美しいデザインを両立できたのかが分かります。
プロジェクターライトの採用によりノーズ高を限界まで削ぎ落とし、圧巻の「ワイド&ロー」スタイルを確立。その造形美と機能性はランボルギーニ・ディアブロ後期型へ移植された逸話でも名高い。一文字を描くリアランプ構成も、車幅のワイド感を一層際立たせる。
3位には、日産を代表するスポーツカー「フェアレディZ」がランクインしました。
紹介したのは、1989年に登場した4代目のZ32型。当時の日産が推進していた「901運動」の思想を体現したモデルで、開発時にはドイツのポルシェを目標に設定。3.0L V6ツインターボの「VG30DETT型」を搭載し、国内仕様では280PS、海外仕様では300PSを発揮しました。
当時、技術的には300PSに到達していたものの、行政の指導によって国内仕様は280PSに抑えられることに。これが後の「280PS自主規制」につながっていきます。
一方、Z32の魅力はパワーだけではありません。従来の「ロングノーズ・ショートデッキ」というスポーツカーらしいスタイルから大きく方向転換し、低く構えた「ワイド&ロー」のデザインを採用。
CD値0.31という優れた空力性能も実現しました。
Q. なぜ37年前のZ32が今も人気?
A. 圧倒的な存在感を持つワイド&ローのデザインと、280PSのハイパワー、先進的なシャシー技術を一台に凝縮していたからです。4輪操舵システム「スーパーHICAS」や新開発のマルチリンクサスペンションなど、走りを支える技術も惜しみなく投入されました。
Q. Z32はどれくらい長く作られた?
A. 1989年の登場から11年間にわたって生産されました。バブル崩壊や北米市場での保険料高騰などの逆風にさらされながらも生産を継続。現在のフェアレディZへと続く系譜を支えた重要なモデルとなっています。
4位 電子レンジ・シンク・冷蔵庫・電源まで! 約250リットルの収納を備えた本格派軽キャンパー
この記事で分かること
軽自動車サイズのキャンピングカーでも、電子レンジやシンク、冷蔵庫、電源、約250リットルの収納まで備えられる、その驚きの車内レイアウトが分かります。
4位には、ダイハツ「アトレー」をベースにした軽キャンパー「ミニチュアクルーズ ATRAI SV」がランクインしました。
軽キャンパーといえば、取り回しの良さが魅力である一方、「車内が狭い」「大きな荷物を積みにくい」といった悩みもつきもの。しかし、このモデルは限られたスペースを徹底的に活用しています。
車内には18リットルの電子レンジをビルトイン。さらにステンレス製のシンクと伸縮式シャワーヘッドを備え、まるで「動くキッチン」のような空間に仕上げられています。
そして驚かされるのが収納力。セカンドシート足元に約150リットル、後部ベッド下に約100リットル、合計約250リットルもの収納スペースを確保しています。
Q. 軽キャンパーなのに、なぜここまで収納できる?
A. ベッド下やセカンドシートの足元など、限られた車内のデッドスペースを徹底的に収納として活用しているからです。ベッドを展開した状態でも荷物を収納できるため、車内を居住空間として使いやすいのもポイントです。
Q. 車中泊の快適性は?
A. 21段階のリクライニング機能や、オプションのペアアクリルウインドウ、100Vコンセントなどを備えています。さらにオプションでは、18リットルのコンプレッサー式冷蔵庫やポータブルバッテリーをベッド下に収納することもできます。軽自動車の取り回しやすさを保ちながら、車中泊に欲しい装備を詰め込んだ「小さな動く部屋」ともいえる1台です。
5位 「寝るときの荷物どこ置く?」を解決! エブリイ軽キャンパーの便利な「ロフト」
この記事で分かること
スズキ「エブリイ」をベースにした軽キャンパーが、限られた車内空間に「ロフト」を設けることで、ベッドと荷物置き場を両立させた仕組みが分かります。
ベース車両は、直列3気筒DOHCターボエンジンを搭載し、運転席シートヒーターや助手席シートバックテーブルなど快適装備が充実した「JOINターボ」
5位も軽キャンパーの記事でした。登場したのは、スズキ「エブリイ」をベースにした「オフタイムトラベラー3」。最大の特徴は、メインベッドに加えて「ロフトベッド」を備えていることです。
メインベッドは全長1800mm×全幅1200mmで、大人2人が就寝可能。
一方、ロフトは全長900mm×全幅1200mm。子ども用のベッドとして使えるほか、2人旅なら就寝時の荷物置き場として活用できます。
しかもロフトは二分割でき、ベッドや荷物棚だけでなく、テーブルとして使うことも可能です。
Q. 軽キャンパーで「寝るときの荷物」はどうする?
A. ロフト部分を荷物置き場として活用することで、メインベッドの上や床に荷物を置かずに済むというアイデアです。車中泊では「寝る場所を作ったら荷物を置く場所がなくなる」という問題が起こりがち。このロフトは、そんな軽キャンパーならではの悩みをうまく解決しています。
Q. ロフト以外の装備も充実している?
A. 100VコンセントやUSB、12Vソケット、LED照明などを備えるほか、窓に取り付けるポータブルエアコンも用意されています。大人2人+子ども1人の就寝にも対応しながら、ソロや2人旅ではロフトを収納スペースとして使える。「小さな車内をどう使い切るか」という発想が光る軽キャンパーです。
今週は「名車」と「カーライフの実用性」に注目が集まる結果に
今回の週間ランキングを振り返ると、1位のトヨタ・ソアラ、3位の日産・フェアレディZと、今も色褪せない往年の名車への関心が高いことが分かります。
45年前のソアラは「今見ても美しいデザイン」、37年前のZ32型フェアレディZは「国産車初の280馬力」という、それぞれ異なる魅力が読者の興味を集めました。
一方、2位には雨の日のバックモニターの視界を確保するカー用品がランクイン。千葉県で記録的な大雨が発生したこともあり、雨天時の運転やクルマの視界確保を改めて意識するタイミングでもあったことが、ランキングの特徴のひとつといえそうです。
そして、もうひとつ目立ったのがキャンピングカーへの関心です。4位と5位には、そろって軽キャンパーの記事がランクインしました。
8月のお盆休みには、キャンプや旅行、車中泊などアウトドアを楽しんだ人も多かったのではないでしょうか。実際にクルマで出かけたり、車中泊を経験したりするなかで、「もっと荷物が積めたら」「車内で料理ができたら」「寝るときに荷物を置く場所が欲しい」と、キャンピングカーの便利さを実感した人もいるかもしれません。
電子レンジやシンク、冷蔵庫、約250リットルの収納を備えたモデルや、「寝るときの荷物をどこに置く?」という悩みを「ロフト」で解決するモデルが上位に入ったことから、「実際のアウトドアで欲しくなる装備」への関心が高まった可能性はありそうです。
次回の週間ランキングもお楽しみに!
※ランキングは前週金曜日0:00~今週木曜日23:59に公開された記事のPVをもとに集計しています。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(旧車FAN)
ライバルであるフェラーリを性能で凌駕した“奇跡のモデル” ランボルギーニ・ミウラはスーパーカー世代でなくとも、クルマ好きなら誰もが憧れる名車中の名車かと。 1966年にP400(ちなみに、PはPost[…]
低年式はリアウィンドーが大きな特徴となる ビートルは1967年式までが「低年式」、1968年式以降が「高年式」とざっくり大分類した。さらに細かく分類するにあたり、いちばん目立つ部分がリアウィンドーだ。[…]
初代カローラのプラスαのポイントは、「スポーティ」 カローラを開発した長谷川龍雄主査が、「80点プラスα主義」を標榜したことはよく知られている。すべてが100点満点のクルマを作ることはできない。だから[…]
ビートルの愛称で親しまれているフォルクスワーゲン・タイプⅠ。ほぼ初期デザインを踏襲しているが、時代とともにバンパーは進化を遂げてきた 自動車の前後に備わるバンパーは、多少ぶつかってもクルマ本体に大きな[…]
群雄割拠の時代——軽スポーツの限界に挑んだ3社の競演 スズキ・カプチーノが産声を上げた1991年は、潤沢な資金力を背景に自動車メーカー各社が世界トップレベルの車両開発へ没頭していた、まさに自動車産業に[…]
最新の関連記事(キャンピングカー)
軽自動車の概念を覆す大人気ベース車両の高い実用性 キャンピングカーのベース車両として、高い耐久性と維持費の安さから絶大な支持を集めているのが軽自動車である。紹介するモデルは、香川県高松市に拠点を構える[…]
高い信頼性を誇る王道の国産バンをベース車両に採用 キャンピングカーとしての使い勝手と長距離ドライブでの優れた耐久性を両立させるために、ベース車両選びは極めて重要である。多くのユーザーから絶大な支持を集[…]
エブリイをベースとした「オフタイムトラベラー3」は、全長1800mm×全幅1200mmのメインベッドに加え、全長900mm×全幅1200mmのロフトベッドを装備。子ども用ベッドや就寝時の荷物置き場、は[…]
日常の快適なドライブを約束する乗用ターボワゴンベースの実力 キャンピングカー選びにおいて、軽自動車サイズは取り回しの良さから圧倒的な強みを持つ。しかし、多くの軽キャンパーは商用バンをベースにしており、[…]
1位 「こんなクルマがあったの!?」64年前、軽自動車の常識を覆したマツダ・キャロル 今週もっとも読まれたのは、1962年に登場したマツダ「キャロル」を紹介した記事です。 当時のキャロルが掲げたのは、[…]
人気記事ランキング(全体)
ライバルであるフェラーリを性能で凌駕した“奇跡のモデル” ランボルギーニ・ミウラはスーパーカー世代でなくとも、クルマ好きなら誰もが憧れる名車中の名車かと。 1966年にP400(ちなみに、PはPost[…]
ドアの隙間を埋めて車体と一体化!「ドアスタビライザー」の仕組み 今回紹介するアイシンの「ドアスタビライザー(※株式会社アイシンの登録商標)」は、車両のドア部をボディと密着させ、一体化させることで走行性[…]
初代カローラのプラスαのポイントは、「スポーティ」 カローラを開発した長谷川龍雄主査が、「80点プラスα主義」を標榜したことはよく知られている。すべてが100点満点のクルマを作ることはできない。だから[…]
日本に来るのは「TrailSport Elite」 日本に導入されるのは、北米仕様の「Passport TrailSport Elite」。 Hondaは2026年1月の東京オートサロンで、このモデル[…]
ゲリラ豪雨の危険から視界を守る「C108 エクスクリア カメラコーティング」 夏場に多発するゲリラ豪雨では、車周囲の安全確認が通常以上に困難となる。特にリアカメラやサイドカメラのレンズに水滴が付着する[…]
最新の投稿記事(全体)
1位 「今見てもやはり美しい…」45年前のトヨタ・ソアラ。日本が世界に誇った“大人のクーペ” この記事で分かること 45年前に登場した初代ソアラが、なぜ当時の日本では珍しかった「大人のための高級GT」[…]
アセアン地域で初となる現行「アウトランダーPHEV」の投入 アウトランダーPHEVは、同社が培ってきた電動化技術と四輪制御技術を結集したフラッグシップモデル。「日常ではEV、遠出はハイブリッド」という[…]
2年乗ったのに「残価率114.8%」! 愛車買取オークション「セルカ」を運営するクイック・ネットワークの調査によると、セルカに出品された2024年式ランドクルーザー300のうち、最上級グレードの「ZX[…]
伝統の「ASX」と名車「VR」のDNAを融合した新型BEV 三菱自動車は、オーストラリアおよびニュージーランドにおいて、鴻海精密工業(Foxconn)グループ傘下の鴻華先進科技(Foxtron)からO[…]
ライバルであるフェラーリを性能で凌駕した“奇跡のモデル” ランボルギーニ・ミウラはスーパーカー世代でなくとも、クルマ好きなら誰もが憧れる名車中の名車かと。 1966年にP400(ちなみに、PはPost[…]
- 1
- 2




























